「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

自覚症状があったのに、早期診断を受けなかったことへの反省があった。
5 件の体験者の声があります。

助言

自分の助言集をつくる EPUB形式でダウンロード  印刷用表示

【症状があれば、医療機関を受診する】

病気の早期発見や健康増進には、職場やお住まいの市町で行われている検診、人間ドックが有効です。検診や人間ドックは、病気の自覚症状がない人を対象にしており、すでになんらかの症状がある場合は、医療機関で診察、検査を行う必要があります。
がんに特有の症状というのはなく、他の病気でも出現する症状がほとんどなので、医師の診察を受けることが大切です。


 
【がん検診を知る】

がん検診を受けたら、100%大丈夫というわけではありません。検診とはどういうものかをまずきちんと理解することが大切です。
がん検診については、国立がん研究センターがん対策情報センターの『がん情報サービス』のなかに、くわしく説明が書いてありますので、参考にして下さい。

お住まいの市町が実施しているがん検診は、それぞれ日程、対象者、費用などが異なるので、広報などに気をつけたり、問い合わせたりするとよいと思います。
がんの治療後の定期通院は、診断・治療を受けたがんに関連した範囲で行われます。
早期のがんは、ほとんどが無症状なので、自覚症状がなくても定期的に検診などを受けることをお勧めします。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:予防・検診
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/index.html
『予防・検診』のページでは、がんの発生要因、がんを予防するための情報、がん検診の方法やQ&Aなどの情報があります。『がん検診』には、まず知っておきたいこと、詳細な説明、胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんの検診についての説明があります。
(2)公益財団法人 日本対がん協会:がん予防・がん検診の推進
https://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup
検診に関するさまざまな情報があります。肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がんのがん検診について、検診の意義や目的、検診の方法、検診の流れ、よくある質問などの情報が公開されています。また、がん検診とは、がん検診の種類、がん検診の目的と効果の情報もあります。

 

ご意見・ご感想

よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。

なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。

【がん相談支援センター】
お困りごとやご相談がある方は、
●静岡県内の方は、
静岡がんセンター「よろず相談
もしくは、静岡県内のお近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター
●静岡県外の方は、
お近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター
にご相談ください。

【このコンテンツの評価】
※このコンテンツは役立ちましたか?
役立った 少し役立った どちらでもない あまり役立たない 役立たない
※あなたは  患者  家族  医療関係者  行政関係者  その他

【このコンテンツへのご意見・ご感想】
注)自由記述欄への個人情報のご記入はご遠慮ください。


がん体験者の悩みQ&A

がん体験者の悩みQ&A