「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

手術時の生検で確定診断されるまで、マイナス思考に考えがちで悩んだ。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【生検とは】

『生検』とは、患部の一部を、針を刺して吸引したり、メスなどを使って切り取って、顕微鏡などで調べる検査のことです。生検と同じような意味で、『病理』という言葉が使われることもあります。この検査による診断を病理診断と呼び、細胞をとって診断する細胞診、組織をとって診断する組織診があります。また、手術中の迅速診断、手術で摘出された臓器・組織の診断も病理診断に含まれます。

手術で摘出された臓器・組織は、顕微鏡で病変の性質や広がりなどが調べられ、担当医に病理結果として報告されます。担当医はこの結果をもとに最終的な診断を行い、今後の治療方針の検討を行ないます。


 
【結果を聞くまでは】

診断やこれからの治療に関して、不安を覚えるのは当然かもしれません。気分が落ち込んでいるときには、さらに悲観的なほうに物事を考えたり、過去のつらい体験を思い出したりするものです。

結果を聞くときは、できるだけご家族や親しい方に同席してもらって、一緒に話を聞くようにしましょう。一緒に話を聞いてくれる人がいるのは心強いですし、後で説明の内容を確認しあうことで、理解が深まります。
また、検査の結果は、単なるデータとしていきなりつきつけられるのではなく、あなたのことをよく知っている、生身の医師の口から伝えられるはずです。たとえ厳しい結果であっても、医師はあなたの受容力を推し量りながら、伝え方を工夫してくれるでしょう。また、どうすることがあなたにとって最善の治療方針なのか、一緒に考えてくれるはずです。


 

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