自分の助言集をつくる
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治療が終わったら、外来で定期的な経過観察を行います。問診、触診、血液検査、腫瘍マーカー、画像検査などを必要に応じて組み合わせて行います。
治療後しばらくすると外来の受診は、3~6か月に1回と間隔が空いてきます。ただし検査内容やこれまでの経過により、受診の間隔は異なります。
定期検診の期間について、一般には5年、比較的ゆっくり進行することが多い乳がんは、術後10年と言われています。
患者さんの中には、長い経過観察の間に、再発、転移が発見されることがあります。状況に応じて、必要な検査を行い、適切な治療を検討します。
病院では、医療相談室など相談専用の窓口を設置し、医療ソーシャルワーカー(以下ソーシャルワーカー)と呼ばれる専門職が常駐しているところがありますので、困ったことがあったら一度相談してみましょう。
各都道府県のがん診療連携拠点病院(厚生労働省が指定)の相談支援センターを利用してもよいでしょう。相談支援センターでは、その医療機関にかかっている患者さんやご家族以外の方の相談も受けています。
ソーシャルワーカーなど相談員が対応する内容は、医療費の支払いなどの経済的な問題、介護保険、障害者手帳などの福祉制度に関することに限りません。病気に関する心配事がある、どう決断してよいのか迷っている、生活の工夫を知りたい、といったときにも、相談員が一緒に考え、助言をくれたり、制度や人の紹介をしてくれたりします。相談内容が外にもれてしまうことはありませんので、気軽にご相談下さい。
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