自分の助言集をつくる
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患者さんの多くは、「がんは進行する病気」という認識があるため、がんと告知されると、一日も早く治療を始めなければと追い込まれた気持ちになります。
しかし、急激に大きくなるがんもないことはないのですが、多くの場合、何年もの時間を経て大きくなっているといえます。ですから、早期発見、早期治療といっても慌てず、治療方法を十分に理解し、自分で納得して治療を受けることが大切です。
不安が強く、とてもつらいとき、家族や何でも話せる友人に、不安に思っていることや揺れ動く思いを話してみましょう。つらいこころのガス抜きをすることは、気持ちを楽にします。
また、何かに集中する時間というのも良いかもしれません。映画をみる、趣味があればそれをやってみる、スポーツをする、友人と会う、何でもかまいません。意識して、忘れようとするのではなく、何かに集中していると、後で“あのときは病気のこと忘れていたな”と感じるかもしれません。最初から、“忘れるために”ではなく、自分がこれまでに気持ちが落ち込んだり、いらいらしたり悩んだりしたとき、行ってみて成功したやり方を試してみましょう。
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