自分の助言集をつくる
EPUB形式でダウンロード
印刷用表示
がんの手術の前には、担当医はさまざまな検査をおこない、結果を総合的に判断した上で、最適と考えられる方法を提案します。技術の進歩により、術前の検査で得られる情報は昔に比べれば増えています。しかし、からだの内部の状況については、実際に手術をしてみて、目視や顕微鏡による病理診断をしなければ分からないこともあります。
手術で摘出された臓器・組織は、顕微鏡で病変の性質や広がりなどが調べられ、担当医に病理結果として報告されます。
担当医はこの結果をもとに最終的な診断を行い、今後の治療方針の検討を行ないます。
一つには、気持ちを切り替えてみるという方法があります。検査結果は実際に聞くまではわかりませんし、考えれば考えるほど悪い方へと気持ちが傾きがちです。検査結果への不安にとらわれがちな心をどこか他の方向に向けてみるという方法です。具体的には、思いっきり笑えるようなテレビやDVDをみたり、リラックス効果のある音楽を聴いたりして気分転換をする、何かに気持ちを集中させてみるなどの方法があります。
もう一つには、具体的に今できることを探してみるという方法です。たとえば、体調が悪いとしたら、体調が悪い自分のためにできることを探します。100%の力で家事や仕事に取り組んでいたら、体調が戻るまでは少し手抜きをして70%くらいの取り組みにしてみる、食欲はあまりないけれど、朝はしっかり食べることを意識的にする、外出から帰ったら手洗いやうがいをする、というように自分のからだのためにできることを意識しながら行ってみましょう。
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。