自分の助言集をつくる
EPUB形式でダウンロード
印刷用表示
“医師には質問しにくい”とあなたがお感じになっている理由について、考えてみましょう。お悩みの文面から、2種類の可能性があるように思います。
考えられる理由の一つは、医師に対して感じている気持ちです。
もしあなたが“医師が勧めてくれている治療法に疑問をぶつけるのは申しわけない”と感じているのであれば、遠慮しないで、きちんと質問することが大切です。医師があなたに治療法を勧める時には、何かしらの理由がそこにあるはずです。ただ、医師の頭の中にある目標と、あなたが期待している目標が一致しているかどうかは、きちんと確かめてみるまでわかりません。
また、医師とコミュニケーションをとること自体に問題を感じているような状況であれば、一度、おかかりの医療機関(病院など)の相談室やがん診療連携拠点病院の相談支援センターにいる相談員に相談員に話をしてみるとよいでしょう。
考えられるもう一つの理由は、治癒の可能性について確かめることを、あなたの方で避けようとしているのかもしれません。病気が深刻なものだとお感じになっているのであれば、そういった気持が意識的、無意識的に働くのは、とても自然なことだと思います。
病気の今後の見通しについて、“知りたい”という気持ちと“知りたくない”という気持ちがこころの中でせめぎ合うことは、よく起こります。そういう時に大切なことは、家族や友人、病院のスタッフなど、信頼できる相手に気持ちを打ち明けてみることだと思います。話す中で、自分自身の気持ちに気づき、次に何をすればよいか見えてくることもあります。
![]() 国立がん研究センター『がん情報サービス』:相談先を探す https://ganjoho.jp/public/index.html [相談先・病院をさがす]では、成人や小児の相談先・病院一覧(がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院)を病名や地域、病院の種類などから探すことができます。 |
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。