自分の助言集をつくる
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あなたの担当医は、何かしらあなたの体にとってよい影響があると予測したので、現在受けている薬物療法を提案したのだと思います。治療を実施した結果、どのような効果があがっているか、ということについては、担当医に確認してみてください。その時に大切なことは、治療の目標は何なのか、それがどの程度達成されているのか、担当医と共通理解を作っていくことです。受け身で説明を聞くのではなく、わからない点や、もっと詳しく知りたい点については、あなたの方から積極的に質問するようにしましょう。
薬物療法の効果が検査で確認できるようになるまでには、多少、時間がかかる場合もあります。結果がわかるまでの時間は、不安のほか、“もっと何か効果的な治療法があるのではないか”という焦りのような気持ちも出てくるかもしれません。
一般的には、がんの薬物療法では、くすりの効果と副作用のバランスを厳密な研究で確かめた上で、最適な投与法が決められています。ただ、こういった科学的な事実とは別に、“頭ではわかっていても、こころがついていかない”というお気持ちになることもあるかと思います。
不安や焦りを感じたときには、早めに病院のスタッフに打ち明けてみてください。話すことは、それ自体、こころの中のつらい部分のガス抜きになります。また、必要に応じて、こころのケアの専門家を紹介してもらうことにもつながるでしょう。
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