自分の助言集をつくる
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退院後に体力不足を感じられる方は大勢いらっしゃいます。入院中は治療中心の生活で、活動量が限られ、筋力や身体の調節の働きが低下しています。また、治療などによって、体力の予備力も少なくなっています。
退院後は体の状態をみながら、活動量を調整し、体力を回復させましょう。退院してすぐの強い活動は避けることが多いと思いますが、どの程度の活動なら大丈夫なのか、どのくらいで回復するのかが分からないために不安もあります。家事を負担の少ない方法に変更したり、動いた後に休憩を取り入れたり、生活の仕方を工夫することで、自分にあった生活が送れると思います。
基礎体力という意味では、高齢になればなるほど治療を受けることでの体力低下を感じることが多いかもしれません。また、がんという病気だけではなく、人は様々な理由で生活習慣を変えざるを得なくなることもあり、以前と違う自分のからだを感じることがあると思います。特に、高齢になると今までできていたことがつらくなることがあります。
けれども、大切なのは、そこで気持ちを切り替え、新たな楽しみや生活習慣を身につけていくことだと思います。“今までできていたことができなくなった”と思うよりも、“今まで気づかなかったこういうことができた”という喜びなど、プラス思考の出来事や思いを大切にし、かみしめていくことが、からだとこころの底力になるのではないかと思います。
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