「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

喉頭摘出で声が出なくなってしまうので精神的ショックが大きかった。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【同病者の体験】

担当医から、喉頭全摘手術で声を失うと説明を聞き、“命と引きかえに声を失うのか”と大きなショックを受けられたと思います。声を失った後の人生を考えると、手術を受けるという決心までに、いろいろな考えや思いが湧き上がってくるのは当然です。
同じ喉頭摘出術を受けられた患者さんに、体験談を聞いてみられてはいかがでしょうか。
代用音声として、食道発声、人工喉頭などがあり、全国にある喉頭摘出者の患者会では、これらの訓練を行っています。
声帯を失っても、コミュニケーションの方法を再獲得しようと訓練に励んでおられる方、代用音声を習得されて後輩の指導に当たっておられる方の様子を見学させてもらったり、不安に思っていることを直接質問してみたりすることで、この先の展望が開けるかもしれません。


 
【周囲に援助する人々がいます】

失った機能を補ったり、残された機能をいかして生活することに、ご本人の努力や苦労を伴うことは事実です。
今までと違う自分に向き合い、新たな生活を送っている人も、「このように工夫すれば自分でできた」、「こういう風にやってほしい」となるまでには、いろいろな試行錯誤があったと言われます。けれども、そのお話には、苦労だけでなく、力強さと自信が感じられます。
周囲には、機能を再獲得したり、補ったりすることを援助する人々がいます。困ったこと、心配なことがあったら、担当医や看護師にご相談ください。機能障害による不便さや不自由さを最小限に、あなたにあった方法をきっと見つけることができるでしょう。


 

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