悩み

毎月通院し、定期的な検査で異常なしだったのに、突然再発を告げられ、目の前が真っ暗になった。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【がんという病気のやっかいなところ】

がんという病気のやっかいなところの一つは、将来の不透明さだと思います。例えば、糖尿病や高血圧、心臓病などは、例え病気になっても、生活習慣の改善など自分なりの努力もできますし、その努力は病気に対して実感として良い効果をもたらします。
けれども、がんは一見元気そうにみえる体にいつの間にかできていて、また、栄養を摂り、ストレスをためないようにしたり、体力を維持したりしても、突然のように再発や転移が起こることがあります。
これからどうなるのか、100%の予想は誰もできません。


 
【その後のこころの動き】

こころが落ち着いてくるまでの期間は人によって異なりますが、2~3週間くらいすると、少しずつ具体的なことを考えたり、気持ちが落ち着いてきます。これは、こころがすっかり落ち着きを取り戻したということではなく、まだ不安定ではありますが、その中でも少しずつ変化が出てくるということです。
この時期になると、周囲の人々の自分へのいたわりや、自分を必要としてくれる気持ちが少しずつ素直にこころの中にも入ってきます。


 
【自分なりの対処方法が見つかります】

不安が強い時、精神的に不安定な時、どうしたらよいかということに対して、はっきりした答えはありません。それぞれ自分なりのやり方があります。
どうしたらよいか考える時、自分が今まで同じようにつらい出来事に遭遇した時、どうしたかを思い出してみましょう。人によっては何かに集中したり、そういう時間が少しでもあるとほんの少しでも楽になる時があります。泣けるようなテレビや映画をみて、思い切り泣いたという人もいます。スポーツをした人もいます。仕事に集中した人もいます。病気や治療について、一生懸命に調べて情報を集める人もいます。
自分が過去に行ってみて成功したやり方を試してみましょう。


 
【自分の中の強さ】

人間というのは、ある意味でとても強いものです。無意識のうちに、こころを防衛しようと試みますし、過去に自分が同じようなつらさを味わった時の対処を試みようとします。
『がん体験者の声』の中には、動揺や絶望感だけではなく、それぞれの方が自分なりに対処しようとする行動や周囲へのサポートを求める中で解決しようとしている行動も書かれています。
前向きにという言葉は、いろいろとつらい思いをされている患者さんやそのご家族にとって簡単に口にできるものではありませんが、自分の中の強さを信じることは大事だと思います。同時に、周囲の人々から、積極的に眼にみえる言葉やふるまいはなくても、さまざまな場面で支えてもらっていると思います。


 
【こころが不安定な状態が続く時は、こころの専門家もサポートしてくれる】

不安定なこころの状態が続く時には、一度こころの専門家に相談してみるという方法があります。
こころが不安定で、他には何も考えられなくなった、何事にも集中できない、誰とも話したくない、夜眠れない、食欲がない、などそういった症状が続くような時は担当医やこころの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士、リエゾンナースなど)に相談してみてください。気持ちを落ち着けるお薬を飲んだ方がいい場合もあります。
こころの専門家というと、“自分がおかしくなったのではないか”と思い抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、このようにこころが不安定な状態になることは、がんにかかった多くの方が経験することです。
がんと向き合う時、からだの方は担当医がサポートしてくれますが、こころの方は周囲の人とともにサポートしてくれる専門家に少し頼ってみることで、どうしていけばよいのか、自分なりの答えがみつけられることがあります。


 

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