自分の助言集をつくる
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人生においては、いくつかの重大な出来事や転機が起こります。これまで、どのように乗り越えてこられたでしょうか。
さまざまな状況の患者さんからは、「人と比べるのではなく、自分の気持ちを大切にしたい」「家族の力を感じた」などという声を聞きます。これらは、つらい体験から、得るものも必ずあるということをあらわしていると思います。
なにか問題に直面した際、これまでの経験から養った力が発揮されます。より困難な状況に直面しても、これまでの経験を活かして、乗り越えることができる力を備えていると思います。また、周囲の人々の力を借りることもひとつの方法と思います。
治療の選択にあたっては、治療の目標、効果、予想される副作用、スケジュール、費用、生活への影響などを整理してみましょう。そして患者さんの生活状況、価値観などを総合して、判断することが大切です。
周囲の人と相談することで、また違った見方や感じ方で治療について考えることができると思います。もしご家族のなかで意見が異なる場合には、あなたの治療について情報共有してから、それぞれの考えについて、話し合う必要があります。
まず、決定の下準備として、自分の気持ちを見つめることと、治療決定に関わる周囲の人々に、ご自分の考えを伝えることが大切です。
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