自分の助言集をつくる
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がんの手術の前には、担当医はさまざまな検査をおこない、結果を総合的に判断した上で、最適と考えられる方法を提案します。技術の進歩により、術前の検査で得られる情報は昔に比べれば増えています。しかし、からだの内部の状況については、実際に手術をしてみて、目視や顕微鏡による病理診断をしなければ分からないこともあります。
ただ患者さんにとっては、手術を乗りこえて気持ちが少しほっとしたところで、リンパ(節)の転移を知らされ、ショックは大きかったことと思います。
担当医は、リンパ(節)への転移についてあなたに伝えた時に、恐らく今後の治療の進め方についても説明をされたかと思いますが、もしまだ十分な説明を受けていない場合には、きちんと相談の時間を取ってもらいましょう。具体的な治療方針を知ることで、気持ちが落ち着いてくることもあります。
“担当医と十分に話しあい、今後の治療方針について頭では理解できた。でも、気持ちの面で、受けとめきれない”と感じていらっしゃるようであれば、あなたの気持ちを、家族やあなたが信頼する友人に打ち明けてみてください。気持が少し、楽になると思います。もし、身のまわりに話を聞いてもらえる人の心当たりが思いつかないときには、担当医、看護師、おかかりの医療機関(病院など)の相談室やがん診療連携拠点病院の相談支援センターにいる相談員に相談してみてください。
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