自分の助言集をつくる
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日本人の肝細胞がんの90%は、肝炎ウイルス感染が原因と言われています。肝細胞がんは、発がんの原因がわかっている数少ないがんのひとつです。
肝細胞がんの治療は、その原因である肝炎ウイルスを断つものではないので、新しい肝細胞がんが発生することがあります。しかし、再発を防ぐ確実な方法はまだありません。
治療が終わっても、定期的な検査受診が必要です。
検査結果を聞くまでは、つい悪い方へと考えがちになり、不安や心配は大きいと思います。この不安や心配は、結果がでるまで完全にとれることはありません。経過観察中の方は、次の検査が近くなれば、また検査と結果が気になるという繰り返しで、気持ちが晴れないとおっしゃいます。
気持ちの切り替え方ですが、結果が出るまではできるだけ気分転換をしたり、何かに気持ちを集中させたりして、検査結果のことは考えないようにしましょう。検査結果が問題なければ、“今回は大丈夫だった”と考えるより“次の検査までは大丈夫だ”と区切りを前に置いてみてはどうでしょうか。次の検査までの間の気持ちの持ちようが軽くなると思います。
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