悩み

食事がのどを通らず、味覚障害もあるなかで、食事をつくることがつらかった。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【市販品の活用】

料理は、手間がかかる場合が多く、調理の負担があります。すでに出来上がっているものを上手に利用することで、負担を軽くすることができます。
便利な食材、調理済み食品が市販されていますので、上手に活用してみましょう。
スーパーマーケットのほか、通信販売を利用すると買い物の負担も少し軽減されると思います。

○ レトルトパック食品
粥、スープ類、カレー、煮物類、素材類など

○ 調理済み食品
温泉卵、茶碗蒸し、ごま豆腐、卵豆腐など

○ 冷凍食品
めん、焼きおにぎり、いなり寿司、素材類など

○ 缶詰食品


 
【味覚の変化や症状に合わせて、味を調整する】

「味がしない」、「味が薄すぎる」と感じる時は、味のはっきりした料理にしましょう。
味付けがはっきりしている料理とは、味付けを濃くすることもそうですが、塩分を多くとったり砂糖を多く入れたりすることばかりを言うのではありません。味をはっきりさせる工夫を参考にしましょう。


 
【味をはっきりとさせる工夫】

◎ だしをきかせる
塩分を増やさずに、味をはっきりさせる工夫をしましょう。
削り節を煮出した後、しばらくおいて冷ますことで、だしがよく出ます。また、シチューにバターなどの乳製品を加えたり、煮物にみりんや酒を加えたりすることで味にコクが出ます。

◎ ごま、ゆずなどの香りや、酢を利用する
酢の物にレモン、かぼす、ゆずなどを添えると酸味がよく効くようになります。
アジを素焼きにして、レモンなどをしぼって食べてみましょう。しょう油をかける時は、なるべく少量にするよう心がけます。また、片栗粉をまぶして揚げてから酢醤油につけ、南蛮風にしてみるのもよいでしょう。

◎ 食材のうまみをいかす
食材を増やすことで、具のうまみがたくさん出て味がはっきりします。
汁物を作る時は、みそやしょう油の量は普段通りで増やさずに、具をたくさんにしてみましょう。具の種類を増やしてみるのもよいでしょう。

◎ 味にアクセントをつける
味の変化が少し分かる場合には、味に変化をつけたりアクセントになるものを添えたりすることが効果的です。
からしあえ、ごまあえ、梅肉あえ、しょうが焼き、セロリやクレソンのサラダ、カレー風味など、多少の香辛料や香味野菜を用いて味に変化をつけるとよいでしょう。また、漬物などを味のアクセントにそえることも効果的です。

◎ 少し低温の料理にする
できたての温かいものを食べるよりも、少し冷めた程度の料理を食べる方がおいしく感じることがあります。
肉じゃがやシチュー、茶碗蒸しなどは、冷ましてから食べてみましょう。


 
【いつもと違う「まずい味」の食品はひかえる】

苦味、薬のような味、金属のような味など、本来と違う味を感じたり、嫌悪感を覚えたりする食品や調味料は控えましょう。

○ 塩味を控えめにしましょう。
○ だしを利かせたり、ごまやゆずなどの香り、酢を利用してみましょう。
○ 化学調味料の味が気になることがあるので、控えめにしましょう。


 
【障害のある味覚があまり影響しない食品・料理】

特定の味を強く感じる場合は、障害のある味があまり影響しないようにします。
例えば、甘味を強く感じ、食べたものがみんな甘く感じてしまうような場合は、みりんや砂糖などの甘さを控えた味つけにしましょう。
また、食品そのものに障害となる味があるものは控えましょう。例えば、甘味を強く感じる場合は、干し柿やジャムのようなものは控えた方がよいでしょう。


 
【症状にあわせた対処方法】

1. 味が濃すぎると感じる場合
状態に合わせて、薄味かだしのみの調理にしてみましょう。
化学調味料(だし)を使用せず、天然のだしを利用してみましょう。

2. 甘みに敏感になり、何でも甘く感じる場合
砂糖やみりんを料理には使用しないようにしましょう。
塩・しょう油・みそなどを濃いめにしてみましょう。
ゆずやレモン、酢などの酸味を利用してみましょう。

3. 肉類の味を苦味や金属味と感じる場合
肉類の味に変化が起きて食べられなくなった場合には、別の食品でたんぱく質を摂ることができます。
チーズ、ヨーグルト、牛乳、アイスクリーム、ピーナッツバターなど

4. 特定の味を強く感じる場合
特定の味(苦味・甘味・塩味など)を強く感じる場合は、だし煮やスープ煮のような調理法もおすすめです。
食品そのものが障害となる味のあるもの(例えば、ハムやソーセージなど)で、苦味を強く感じたり、干物などが塩味を強く感じたりする時は、障害となる味のあるものは控えましょう。


 
【うがいをしたり、あめをなめたりする】

口の中が汚れていると、味も変わってきます。歯磨きやうがいをすることで、口の中の汚れがとれ、味の感じ方が変わることもあります。
また、レモン水や緑茶を飲んだり、無糖の固いあめをなめたりすることも効果的です。自分に合った方法で、口の中を清潔にしましょう。
唾液は口の中を湿らせ食物をかみ砕き、飲み込むことを容易にします。また、口の中を清潔にし、味覚を助ける働きがあります。治療の副作用で、唾液の分泌が抑制されると、口の中が乾燥したり、味覚が変化したりなどの症状を伴うことがあります。唾液の分泌を促すためには、うがいをしたり、あめをなめたりするとよいでしょう。ただし、糖分は逆効果になることもあるので、無糖のものをおすすめします。


 

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