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婦人科のがんでは、手術や放射線治療などの影響で、性生活に影響を与える問題が起こることがあります。
性交痛の原因は、広汎子宮全摘出術後、膣の長さが短くなること、膣分泌液の低下、放射線治療による膣粘膜の炎症などが考えられます。
膣分泌液が低下している場合は、潤いを補うために潤滑ゼリーを使用したり、潤滑ゼリー付きのコンドームを使用することで痛みを和らげることができます。膣の長さが短くなることに対しては、性行為の体位を調整してみてください。
潤滑ゼリーを使う場合は、水溶性で香りや色のついていないものを選びましょう。これは、膣への刺激をできるだけ避けるための対応です。
一人で悩まないで、看護師に相談してみましょう。子宮や卵巣を摘出した後も性生活は可能です。ただし、手術後などはいつから性生活を開始してよいか医師に(医師に尋ねにくかったら看護師に)確認してみましょう。退院後の生活指導や説明を受けるときには、できれば最初からパートナーにも同席してもらいましょう。一緒に聴くことで、パートナーはあなたのつらさを理解する機会を得、注意しなければいけない点も理解することができるでしょう。
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