悩み

副作用による脱毛に悩み、世間との関わりや友人との接し方を考えさせられた。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【できることから、こころとからだを慣らしていく】

脱毛など外見の変化というのは、とてもつらいものです。けれども、抗がん剤治療の副作用は一時的なものなので、治療が終わって6ヶ月くらい(早い人では2~4ヶ月くらい)経過するとまた生えてきます。ですから、それまでの期間をどのようにしていくかを考えてみましょう。

治療がすべて終了するまでの長い期間、家にこもってばかりでは、かえって気が滅入ってしまったり、よけいに、外見の変化のことばかり考えてしまいがちです。また、家にこもっていても、人がくれば対応せざるをえないこともあります。家事を行っていたり、一人暮らしのときには、買い物にも行く必要があります。

そこで、できることから、こころとからだを慣らしていきましょう。
事前にできることを準備したり、実際に行ったりすることで、心構えも変化してきます。つまり、脱毛に対応するための準備をすすめていくことは、こころの準備もすすめることになります。自身で脱毛のケアを行うことは、こころのつらさをやわらげ、からだをいたわることになります。
脱毛は、いつ頃から、どのように出てくるのか、脱毛に対してどのように対応していけばよいのかなど、一つ一つ情報を集めたり、必要な物品を準備したり、髪と地肌のケアを始めてみましょう。

また、外出も少しずつからだとこころを慣らしていくようにします。買い物が必要なときは、最初は人が少ない時間を選んでもよいでしょう。見知った人の目が気になるようでしたら、人の視線が少しずつ気にならなくなるまで、少し離れたお店に行ってもよいかもしれません。

友人・知人、職場の人、近所の人などとの関わり方は、人によって異なると思います。相手の方が、あなたががんで治療をしていることを知っていても知らなくても、脱毛、あるいはかつらに気づいたときの反応は人によって異なります。気を遣いすぎてしまう人もいれば、無関心を装う人もいますし、ストレートに気づいたことを言ってくる人もいるでしょう。何気ない視線や態度、言葉に傷ついてしまうこともあるかもしれません。
そういういろいろな場面を想定して、自分の対応をシミュレーションすると、いざというときの心構えにつながるでしょう。
そして、人の視線や言葉がつらいときには、あなたががんばって治療を続けていることを知っていて、あなたをサポートしてくれる人たちのことを思い出しましょう。一人ではないと気づくことは、傷ついたあなたのこころをやわらげてくれると思います。
また、同じように抗がん剤治療を受けている方や同じ病気の方と話してみると、自分なりの対処をしていくためのヒントを得られるかもしれません。


 
【自分でできることを実行してみる】

脱毛が起こりやすい抗がん剤の場合、治療や副作用の説明があったときから、できることを準備してみましょう。脱毛が始まってからも、髪や地肌をいたわるためにできることを実行してみましょう。

1. 脱毛が起こる前にできること
かなりの確率で脱毛が起こる抗がん剤を使用する場合で、かつらの購入を考えているようであれば、事前に自分の頭の写真をとっておきましょう(正面、側面、後ろ側)。こうしておくと、実際にかつらを購入するとき、あるいは購入したかつらを整えるときに、今までの自分の髪型に近いものを選ぶことができますし、購入先で相談する際にも役立ちます。
また、脱毛が始まる前に、髪を短く切っておいたほうがよいでしょう。脱毛が始まると、髪を洗ったときなどに髪がからまり、ほぐれなくなることがある(最終的には、その部分を切らざるをえなくなります)ので、からまらないようにするためです。また、ヘアカラーやパーマは、刺激になるので、やめましょう。

2. 脱毛中のケア
脱毛中は、頭皮も敏感になっているので、低刺激のシャンプーを使用し、こすらずに、優しく洗い流すようにしましょう。リンスやトリートメントは、基本的に髪に対して使用するものなので、頭皮を中心に洗い流すときは、お湯や低刺激のシャンプーだけで構いません。ドライヤーも刺激になるので、できるだけ控え、かけるときは冷風にしましょう。育毛剤も刺激になりますので、脱毛中は使わないようにしましょう。
また、脱毛は髪の毛だけではなく、眉毛・まつ毛・鼻毛などの体毛にも起こります。鼻毛がないと、鼻の中が乾燥し粘膜がいたみやすくなるため、外出時などはマスクなどを使用するとよいでしょう。眉毛は、眉ずみなどで書き、まつ毛がないと眼にごみが入りやすいため、注意しましょう。
かつらや帽子を選ぶときは、よく検討しましょう。
かつらは、借りることもできますが、手続きや申し込みから届くまでの期間などもあるので、借りることを検討しているときは、事前にホームページで確認しておきましょう。
かつらを購入するときは、1)自分にあった素材を選ぶ、2)自分にあったスタイルを選ぶ、3)自分にあったカラーを選ぶ、4)価格を検討する、5)商品の機能特性を確認する、ことが大切です。
どこで、かつらを購入したらよいかわからないときは、かかっている病院の看護師や相談室に相談してみましょう。そこでもわからないときには、お近くのがん診療連携拠点病院の相談支援センターに相談してみましょう。
帽子を選ぶ場合、生え際が気になるときは、つばの広い帽子を選びましょう。ご自宅では、スカーフやバンダナを使ってもよいかもしれません。なかには、帽子にかつらのような毛がついたタイプのものもあります。


 

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