「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

咳が多く、痰の切れが悪い。そのため、時折胸が痛いことがある。
3 件の体験者の声があります。

助言

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【水分摂取と部屋の加湿】

痰は、気道から過剰に粘液が分泌されたり、粘膜の働きが障害されて気道内に分泌液がたまったときに、体の外にだそうとするものです。
気道の炎症や、外的刺激など、いろいろな原因がありますが、喉頭全摘出術と永久気管孔造設の手術を受けた場合にも、痰が多く、かたくなります。永久気管孔から、直接空気が気道に入るため、鼻や口からの呼吸に比べ、空気の湿り気が少なく、また塵が入りやすくて気道が刺激されるからです。
痰の量や色などに変化があり、発熱や呼吸困難感など他にも症状がみられるときには、医師の診察が必要な場合もあります。
痰が多いとき、日常での工夫としては、水分を多めにとると、痰がやわらかくなって出しやすくなります。水分をとる回数を多くして、喉をしめらせた状態にしておくとよいでしょう。また、特に冬は乾燥しますので、部屋の加湿を行ってください。


 

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【がん相談支援センター】
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