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痰は、気道から過剰に粘液が分泌されたり、粘膜の働きが障害されて気道内に分泌液がたまったときに、体の外にだそうとするものです。
気道の炎症や、外的刺激など、いろいろな原因がありますが、喉頭全摘出術と永久気管孔造設の手術を受けた場合にも、痰が多く、かたくなります。永久気管孔から、直接空気が気道に入るため、鼻や口からの呼吸に比べ、空気の湿り気が少なく、また塵が入りやすくて気道が刺激されるからです。
痰の量や色などに変化があり、発熱や呼吸困難感など他にも症状がみられるときには、医師の診察が必要な場合もあります。
痰が多いとき、日常での工夫としては、水分を多めにとると、痰がやわらかくなって出しやすくなります。水分をとる回数を多くして、喉をしめらせた状態にしておくとよいでしょう。また、特に冬は乾燥しますので、部屋の加湿を行ってください。
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