自分の助言集をつくる
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食物が気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と言います。
気管につまると窒息の危険や、その先の肺に入ると、肺炎を起こしてしまうことがあります。
誤嚥を防ぐための食事の工夫を以下に示します。
また、口の中の清潔も大切と言われています。なぜなら、口の中には細菌がいて、この細菌が肺に入ると肺炎を起こす原因になる場合があるからです。歯磨き、義歯の手入れをして、口の中をきれいに保つようにしましょう。
飲み込みにくいものは、ひと手間かけて安全な食事を心がけましょう。
飲み込みにくいもの別に、食べやすくする工夫・対応をまとめました。
(1)サラサラした液体(水、汁もの)
とろみをつけましょう。
○市販のとろみ剤を利用する
○片栗やくずを使う
○粘りけのある食材を使う
(2)バラバラするもの(口の中で小片となってばらけるもの)
まとまる工夫をしましょう。
○あんでとじたり、とろみをつけたりする
○ゼラチンや寒天で固める
○つなぎをいれる
(3)パサパサするもの(パン、ふかしいも、ゆで卵の黄身、焼き魚)
適度な水分・油分を加えましょう。
○煮たり、蒸したりする
○あんでとじる
○マヨネーズなど油脂類を加える
(4)かたく、かみにくいもの(こんにゃく、イカ、こぼう)、はりつきやすいもの(のり、わかめ、もち)
○繊維質を断つなど、切り方を工夫する
○やわらかくする下処理をする
○他の食べやすい食材に混ぜる
○肉はひき肉を利用するなど材料を考える
○無理なものは控える
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