「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

口内炎で食事で悩んでいる。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【口内炎を悪化させないための生活管理】

口内炎は、抗がん剤の直接作用で粘膜が破壊され粘膜の再生が妨害されて起こす場合と、抗がん剤治療による骨髄抑制で白血球低下時の局所感染によって起こす場合があります。

口内炎を完全に防ぐのは難しいのですが、適切な対処を行っていけば、症状がひどくなるのを防ぐことができます。

◎口の中を清潔に
毎食後、寝る前など、歯、歯肉、舌などの口の中をきれいにしましょう。歯ブラシは柔らかめのブラシで、またミント等の香料、研磨剤等は刺激になるので、できるだけ低刺激の歯磨き粉を使いましょう。口内炎ができていてしみるときは、歯磨き粉をつけず水だけでもかまいません。口があきにくいときなどは、毛の部分が小さい歯ブラシを使いましょう。口内炎がひどく歯磨きができない場合も、できるだけ口の中をきれいに保つために、うがいは続けましょう。
◎口の中の乾燥を予防
口の中を常にしめらせておくようにします。水などのペットボトルを準備して水分を摂取したり、氷片をなめたりしましょう。
◎口の中を観察し異常を早期発見
抗がん剤治療開始後は、洗面時などに口の中の痛みや粘膜が赤くなったり白くなっているところはないかなど観察し、異常があれば受診時に医師や看護師などに伝えましょう。
◎刺激のあるものは避ける
香辛料や酸味の強い食品、喫煙、アルコールなどは避けましょう。また、機械的刺激になりますが、入れ歯があわないときには粘膜が傷つく原因になりますので、歯科医に相談しましょう。


 

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