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広汎子宮全摘の手術を受けた後、排尿障害が起こることがあります。
手術により骨盤内の神経が傷ついてしまうことで、尿意を感じにくい、いきんでも出ない、尿が残る、尿もれするなどの症状が見られます。
術後、排尿障害が見られたとき、回復までの期間は、1ヶ月以内、数ヶ月、1年以上とさまざまです。
手術後、残尿量を測定し、膀胱内に一定以上の量が残っていれば、膀胱訓練や、管を使って排尿する方法などの指導があります。
排尿は、半ば習慣化した行為であり、言い出しにくい内容でもあります。けれども、広汎子宮全摘術を受けられた多くの患者さんが排尿障害を経験しています。「いつになったら戻るのかしら」と、不安が高まるときもあると思いますが、排尿障害について、適切な説明と指導を受けることで、感染予防などの注意点や日常生活の工夫が分かるほか、気持ちも少し軽くなると思います。担当医に相談するとき、症状や回数・量だけでなく、日常生活上どういう不自由があるかを伝えるとよいと思います。
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