悩み

抗がん剤治療で太ることもできず、骨がでてきて、寝ても座ってもあちこち痛い。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【身近で具体的な目標と対策をたててみましょう】

実際に感じる痛み以外に、“やせてしまったなあ”、“体重は元に戻るのだろうか”、“情けない”と思って落ち込んでしまい、よけいに痛みを強く感じつらくなってしまうことがあります。
抗がん剤治療は、手術や放射線治療と違い、全体の治療期間が長くなります。治療を受けているからだだけではなく、こころも治療を受けている間に揺れ動き、こころとからだの両方が疲れてしまうこともあります。
治療が続いている間は、こころとからだにメリハリがつくように、そして常にがんばりすぎないように、つらいところは少しでもつらさをやわらげるようにしていきましょう。

また、具体的に骨が出て痛いという点については、座るときには低反発の座布団やクッションを利用したり、横になるときはムートンをからだの下に敷くなどの工夫をしてみましょう。

抗がん剤の副作用のなかには、吐き気やおう吐、食欲不振、味覚変化、口内炎、下痢や便秘などの消化器症状を起こすものがあります。これらの症状は抗がん剤を行ってしばらくすると落ち着いてきます。
治療中は、正常細胞へのダメージもあり通常よりもエネルギー量を必要とするため、体力を維持するための食事は重要です。ただ、抗がん剤治療は何回か繰り返して行っていくので、食事摂取量にも波があり食べたくても食べられなかったり、食事の内容が偏りがちになります。
消化器症状が強いときには、食事の基本的なルールはあまり気にせず、気分のよい時に食べられるもの、好きなものを食べるという気持ちをもちましょう。そして、副作用症状がやわらいできたら、少し意識しながら栄養をとっていくように試みましょう。

治療中は、上記のように食事摂取量にも波があり、なかなか『太る』ことは難しいかもしれませんが、抗がん剤治療中の体調の変化を把握し、それぞれの時期の目標を定めてみましょう。副作用症状がつらい時期には、症状を少しでもやわらげる工夫をする、副作用症状がやわらいできて回復してくる時期は、意識的に具体的な目標を決めて食事をとるとか、からだを意識して動かす時間を毎日20分間つくる等の目標です。そして、『太る』ことよりも、現在の体重を維持することなど具体的に近い目標をたててみてもよいでしょう。


 
【口に合う、たんぱく質豊富な食品をさがす】

患者さんの多くは食欲不振などの症状から低栄養状態になり、食べやすいものとして糖質系(めん・パン・くだものなど)が中心になりがちです。そのため、たんぱく質の補給がとても重要になります。
けれども、実際にはたんぱく質を多く含む食品は、においなどから敬遠されがちです。患者さんの口に合うもので、たんぱく質が豊富に含まれる食品を探してみましょう。

1. チーズ
料理にのせて焼いてみましょう : パン・ハンバーグ・ホットドック・ピザ・肉・魚・野菜・卵
すり下ろして料理にかけてみましょう : スープ・ソース・グラタン・野菜・マッシュポテト・パスタ
サラダに混ぜてみましょう
料理に加えてみましょう : パスタ・オムレツ・炒り卵・カレー
おやつに加えてみましょう : チーズケーキ・ホットケーキ・クレープ

2. 牛乳・ヨーグルト
飲み物や料理に使ってみましょう : カレー・シチュー・グラタン・卵焼き・スープ・ホットケーキ・ヨーグルトサラダ
インスタント食品に加えてみましょう : シリアル(コーンフレーク)・スープ・ココア
その他 : ドレッシング、魚や肉の下味、ヨーグルトシェイクやヨーグルトアイスなどデザートに

3. 豆・豆腐
煮たり裏ごししたりして食べてみましょう : 茶碗蒸し・あんこ・プリン
料理に加えてみましょう : カレー・グラタン・ハンバーグ・煮物・炊き込みご飯


 
【栄養補助食品を利用する】

食事に対する基本的姿勢としては、「食べられる時に食べられるものを」ですが、重度の体重減少またはそう予想される場合は、濃厚流動食(バランス栄養飲料)や他の補助食品などで栄養状態を維持・向上する必要があります。

「栄養補助食品」とは、一般的にはビタミンやミネラルなどのサプリメントがよく知られていますが、通常の食事で必要な栄養が得られない場合に、効率よく栄養を補うために用いるものです。
また、最近の栄養補助食品は、種類や形状、味も豊富になりました。中には、お茶、あずき、黒豆、コーンスープなどの味もあり、飲みやすく摂取しやすいドリンクタイプもあります。

◎ 栄養補助食品の購入方法
「栄養補助食品を買おうと思ったけれど売っていません。どこで買えばいいの?」と、いうような声をよく耳にします。
残念ながら、これらの栄養補助食品は、一般のスーパーなどで買えないものが多いのが事実です。しかし、通信販売などシステムは充実していますので、かかっている病院の管理栄養士に相談して購入できるところを教えてもらうのもよいでしょう。


 

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