「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
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悩み

しばらく寝たきりだったので、自分の体がどの程度回復するか、以前のように歩けるようになるか不安。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【寝たきりによる障害】

安静の程度、言い換えると、どの程度、体を動かしていたかによって違うのですが、安静によって筋力は、1週で10~15%低下してしまいます。低下の速さに比べ、回復には時間がかかり、1週間の安静による体力低下を回復するには、1ヶ月かかると言われています。
運動しないことによって、筋肉が薄くなり、骨からカルシウムが溶け出し、関節の動きも滑らかでなくなります。動かすと痛みが生じるので、動かさないでいると、さらに筋力が低下するという悪循環になります。


 
【リハビリテーションを継続する】

ベッド上で安静が必要なときでも、関節を動かさないで筋収縮の運動を行うことで、筋力の低下を最小限にすることができます。関節の運動を始めるときは、ひとつの動作をゆっくり丁寧に行います。体や筋力の回復をみながら、段階を追って、足踏み運動、歩行訓練へとリハビリテーションを進めていきます。個人の状態に適したリハビリテーションの方法については、医師や理学療法士、看護師に確認してください。
1週間前と比べて、ほぼ横ばいと思うときもあるかもしれませんが、リハビリテーションは、継続することでよい効果がみられます。


 

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