自分の助言集をつくる
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患者さんの場合、症状や心配事があって、睡眠がとりにくくなることがあります。
睡眠を整えるための方法には、薬を使う方法、環境を整える方法などがあり、それぞれ考えられる原因や程度に合わせて選択します。
痛みやしびれが原因で眠れない場合には、痛み止めなどの薬が適切な場合があります。
睡眠薬は、医師の指示で正しく使えば安全で、「くせになる、だんだん効かなくなって量を増やさないといけない」というのは誤解です。
睡眠は、昼間の活動による疲れを回復させて、エネルギーを蓄える働きがあります。それぞれの患者さんの体とこころの状況に応じた活動と休息がとれるよう、担当医にご相談ください。
痛みは個人差があり、主観的なものなので、伝わりにくいものではありますが、伝える時の工夫も必要だと思います。それは、ご自分で痛みについてよく知り、人にわかりやすく伝えるということです。
1. 痛みを整理してみましょう
(1) どのような時に痛みが出てくるのか、あるいは強くなるのか
例)歩いているとき、動き始めるとき、からだの向きで、からだをひねったとき、重いものを持ったとき、など
(2) どのへんが痛むのか
例)創(きず)跡全体、の創(きず)左側の奥の方、など
(3) どのくらい痛むのか
例)数字で表してみる
0-10の数字で表す(0: 全く痛くない.........10: 耐えられないくらい痛い)
一日のうち、時刻による変化を数字で表してみる
(4) どんなふうに痛いのか
例)きりきり痛い、ずきんずきんする、時々ぴりっと電気が走るよう、など
(5) 痛み止めを使っていればその効果
例)痛み止めをのむと、1時間くらいでいったん楽になるけれど、6時間くらいでまた痛くなる
痛み止めを飲んでも、痛くてよる眠れないときがある
2.痛みがあることで、生活のどのようなことに困っているか
例)家事ができない、食事がとりにくい、洗濯物をほしたり、布団をあげられない、など
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