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治療などによって、体力の予備力も少なくなり、体力低下を感じるかもしれません。どの程度の活動なら大丈夫なのか、どのくらいで回復するのかが分からないために不安もあります。
体力の回復には、患者さんの体力、治療の内容などが関係します。したがって、体力の回復にかかる時間は人によってさまざまです。患者さんが治療前にどのような生活を送っていたか、これからどのくらいの活動を行いたいと思っているかによって、目標となる活動量が違ってくるでしょう。
患者さんが「だいたい元の生活に戻りました」、「治療後の生活に慣れました」とおっしゃるのは、半年から一年ぐらいが多いように思います。
治療によっては機能障害が生じて、生活の仕方の変更を余儀なくされることもあるかもしれません。体力の回復を促すと同時に、これまでの生活習慣を見直したり、新たな生活をつくりだす必要があると思います。
回復の途中であっても、患者さん自身が現在のからだの状態をきちんと把握し、体力に見合った範囲で日常生活を工夫、調整することが大切です。適度な活動をすることで体力もつき、毎日を積極的な気持ちで過ごすことができると思います。ただ、疲れを感じたときは早めに休みをとり、無理をしないようにしましょう。
また、からだがつらいときには気持ちもマイナス方向を向いてしまいます。からだのつらさをできるだけ取り除くこと、こころのつらさをためこまないことが大切です。
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