自分の助言集をつくる
EPUB形式でダウンロード
印刷用表示
食道がんの手術後、食べ物の通り道が変更されることや吻合部の狭窄により、飲み込みにくさを生じることがあります。自身の体調にあわせて、食べる量や食事にかける時間の調整、食物の選択、調理の工夫などをしていく必要があります。
食事のときは、椅子に姿勢よくすわり、ゆったりとした気持ちで食べるようにしましょう。なぜなら緊張によって、むせが起こりやすくなるからです。
そして、つまる、ひっかかる、逆流することを防ぐため、よく噛んで食べ、一口ごとにゆっくり確実に飲み込むことが大切です。
口の中でよく噛むことで、食物は小さくなり、唾液の分泌が促進されます。食物と唾液がよく混ざって飲み込みやすくなるほか、唾液腺や消化器から分泌される酵素の働きが活発になり、消化が助けられます。
(1) 水分が多くやわらかい、口当たりのよい食品をとりましょう。
(2) 少量の油脂類を加えると飲み込みやすくなります。
(3) あんかけやソースにからめるなど、水分にとろみをつけると食べやすくなります。
(4) 誤嚥の心配がある時は、食品の形態や水分に注意が必要です。(増粘剤などを利用しましょう)
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。