「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

便秘が続き、下剤を服用しているが、便の出がよくない状況が続き心配。
3 件の体験者の声があります。

助言

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【便秘を改善する工夫のポイント】

○食物繊維を多く含む食品をとる
○水分補給を心がける
○高脂肪の食品をひかえる
○乳酸菌を含む食品をとる
○体を動かすことを心がける

*腸閉塞が原因となっていることもあります。症状がひどいときは、担当医にご相談ください。


 
【便秘に適した食材】

一般に、便秘解消のためには、野菜など食物繊維を多く含む食物の摂取がよいと言われます。
ただし、腸管の通過障害がある場合は、食物繊維の多い食物の摂りすぎに注意し、よく噛んで、一度に多くの食物繊維を摂りすぎないことを守りましょう。

○ 便秘に適した食材
豆、豆腐、いも類、野菜、果物、穀類、乳製品

○ 摂りすぎに注意したほうがよい食材
ごぼう、こんにゃく、海藻類、きのこ類

調理法としては、煮物、蒸し物のほか、少量の油を使ったり、水分を保ちやすいものがよいでしょう。


 
【水分補給を心がける】

水分を十分にとらないと、便がかたくなって便秘になります。食事以外にも、こまめにお茶を飲むなどして、水分補給を心がけましょう。

朝起きがけに冷たい水や牛乳を飲むことは、水分補給だけでなく、消化管にも刺激を与え便通をもよおしやすくなります。ただし、牛乳で下痢を引き起こす体質の人もいますので注意しましょう。


 

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