悩み

食事を少しずつしか食べられず、体力が回復せず、回復までどのくらいかかるのか心配。
7 件の体験者の声があります。

助言

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【食事量をどのように増やしていけばよいのか】

退院後半年の時点で、胃の手術前に比べて、体重が増加している患者さんは少なく、手術前より減少しているか、退院時よりは増えているけれど手術前までには回復していない患者さんがほとんどです。
体重減少をとめるには、摂取エネルギーを増やす、つまり食事量を増やすことが有効なのですが、「胃切除後、ダンピング症状などを起こさずに、どのように食事量を増やしていけばよいのか」という患者さんやご家族の声をよく聞きます。
一般的には、1回の食事摂取量が少なくなるぶん食事回数を増やすこと、少量で高エネルギーの食品をとることが挙げられます。
高エネルギーの食品の例として、たんぱく質が豊富に含まれる食品を紹介します。

1. チーズ
料理にのせて焼いてみましょう : パン・肉・魚
すり下ろして料理にかけてみましょう : スープ・マッシュポテト
料理に加えてみましょう : オムレツ・炒り卵
おやつに加えてみましょう : チーズケーキ・ホットケーキ

2. 牛乳・ヨーグルト
飲み物や料理に使ってみましょう :シチュー・卵焼き
インスタント食品に加えてみましょう : シリアル(コーンフレーク)・スープ
その他 : ドレッシング、魚や肉の下味、ヨーグルトアイスなどデザートに

3. 豆・豆腐
煮たり裏ごししたりして食べてみましょう : 茶碗蒸し・あんこ・プリン
料理に加えてみましょう : 煮物・炊き込みご飯


 
【食事をするうえでの基本的なコツ】

胃の手術後、残った胃がだんだん大きくなって元通りになったりするわけではありません。胃が小さくなったりなくなったりしたぶん、胃が行っていた消化や吸収を小腸など他の消化管でおぎなうことになりますが、以前よりはそのはたらきは低くなります。だからこそ、少しでも消化吸収を助け、栄養をとっていけるように、食習慣を変更していかなければいけません。

胃を切ったことでこれまで胃が行っていたはたらきが低下して起こる様々な症状(胃切除後症候群)には注意が必要ですが、基本的には、食事の種類や内容に関しては特に制限はありません。ただし、以下の3点は基本的な事柄として続けていきましょう。

◎ よくかんでゆっくり食べる
胃の手術をすると、胃のはたらきをどこかで補っていかなければいけません。よくかむことで、食べ物は細かくなり、また唾液で消化も助けます。

◎ 1回の食事量を減らして回数を多くする
胃を切ったことで胃は小さくなりますから、つめこみすぎれば苦しくなります。そこで、1回の量を減らして回数を多くする必要がでてきます。最初は、3回の食事と3回の間食という6回食が目安ですが、3ヶ月を過ぎてくると、少しずつ1回の量を増やして間食の回数を減らしていけるかもしれません。ただし、1回に食べられる量、食事回数を減らす時期などは個人差があります。自分にとって適当な1回量をみきわめていくのはあなた自身です。また食事回数を減らしていくのも、1回の食事量とあわせて徐々に行っていきましょう。

◎ 食事は規則正しい時間に食べる
消化を少しでも助けるために、規則正しい時間に食べることは大切です。


 

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