「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

唾液がいまだに出づらい。長く話をすると、粘稠な唾液で口の中がねばねばして、気持ち悪い。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【唾液の働き】

治療の影響で、唾液をつくり、分泌する唾液腺がダメージを受ける場合があります。
唾液は、口の中を湿らせて、会話をスムーズにしたり、食物をかみ砕いて飲み込みやすくします。また、口の中を清潔にし、味覚を助ける働きがあります。

唾液腺は、自律神経の影響を受けます。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、主に交感神経は緊張や興奮状態のときに働き、副交感神経はリラックスしているときに働きます。交感神経が刺激されると粘っこい唾液が、副交感神経が刺激されると、さらさらした唾液が多く出ます。唾液の分泌を促進するのは、副交感神経になりますが、意識して自律神経を働かせることはできません。
緊張を感じたときには、交感神経の勢いが強くなっているため、唾液の分泌量は少なくなります。緊張やストレスを減らすことは、実際にはなかなか難しいので、飲料を携帯し水分をしっかり摂るなどして対処しましょう。口の中の乾きがひどい場合は、保湿剤や唾液をだすお薬もありますから、担当医や歯科医師に相談してみてください。また、市販されているノンアルコールタイプの洗口液などを活用するのも効果的です。


 

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