自分の助言集をつくる
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治療の影響で、唾液をつくり、分泌する唾液腺がダメージを受ける場合があります。
唾液は、口の中を湿らせて、会話をスムーズにしたり、食物をかみ砕いて飲み込みやすくします。また、口の中を清潔にし、味覚を助ける働きがあります。
唾液腺は、自律神経の影響を受けます。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、主に交感神経は緊張や興奮状態のときに働き、副交感神経はリラックスしているときに働きます。交感神経が刺激されると粘っこい唾液が、副交感神経が刺激されると、さらさらした唾液が多く出ます。唾液の分泌を促進するのは、副交感神経になりますが、意識して自律神経を働かせることはできません。
緊張を感じたときには、交感神経の勢いが強くなっているため、唾液の分泌量は少なくなります。緊張やストレスを減らすことは、実際にはなかなか難しいので、飲料を携帯し水分をしっかり摂るなどして対処しましょう。口の中の乾きがひどい場合は、保湿剤や唾液をだすお薬もありますから、担当医や歯科医師に相談してみてください。また、市販されているノンアルコールタイプの洗口液などを活用するのも効果的です。
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