「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

抗がん剤で若干の発熱があり、不安だった。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【日常生活で心がけること】

発熱の状況を把握するために、体温を測り、記録しておきましょう。朝、夜のできるだけ決まった時間に測ると比較しやすいです。
抗がん剤治療時の発熱は一般に、抗がん剤投与当日から数日にみられるものと、抗がん剤投与後7~14日頃、薬の影響で白血球が減少して感染によって起こる場合があります。

日常生活では以下を心がけましょう。

○ 手洗い(帰宅時、食事の前後、トイレの前後)
○ うがい(帰宅時、食事の前後、起床時、寝る前)
○ 風邪の人のそば、人混みは避けるようにしましょう


 
【感染症が疑われる症状と対応】

感染症が疑われる症状としては、以下のようなものがあります。

○ 寒気や震えを伴う38度以上の発熱
○ 咳やのどの痛み
○ 肛門痛
○ 下痢や腹痛
○ 排尿時の痛みや残尿感、頻尿など
○ 歯ぐきの痛み、虫歯
○ 陰部のかゆみ、おりものが増える

38度以上の寒気や震えを伴う発熱があったり、発熱とともに咳、下痢、排尿時の痛みや頻尿、肛門痛などがでたときには、早めに担当医に相談しましょう。


 

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