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術後4~6ヶ月たつと、回復の傾向を実感する患者さんが多いようです。
前立腺全摘術後、約3ヶ月までは尿もれがみられます。だんだんと軽減していき、ほとんどの場合、生活に支障がない程度にまで改善します。ただ、手術から1年以上経過して症状がある場合、改善することは難しいと言われています。
また、手術の影響のほか、高齢など他の要因が考えられる場合もあります。
運動したり、重い物を持ち上げたりしたとき、咳やくしゃみをした瞬間など、腹圧が急に高まる動作時に、尿漏れがおこることがありますが、だからといって、体を動かすことを控えると、体やこころを保って生活を送る上で逆効果になってしまいます。
多くの場合、対処をしながら、これまでと同じように散歩や軽い運動をすることができます。
対処法のひとつである軽い尿失禁用のパッドは、吸収量が少量から250mlの範囲で、大きさ、厚さが様々な製品がでています。活動性を妨げないよう、厚みも小さく改良され、尿のにおいをおさえる工夫がされています。
排泄に関することは、恥ずかしい、不快、情けないといった気持ちにも深く結びついているので、悩みを抱え込みがちです。一人で抱え込まず、担当医にご相談ください。
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