「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

歩いたり運動したりした際に尿漏れし、どうしたらよいのか、この状態が続くのかと心配だ。
2 件の体験者の声があります。

助言

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【前立腺全摘出後の尿もれ】

術後4~6ヶ月たつと、回復の傾向を実感する患者さんが多いようです。
前立腺全摘術後、約3ヶ月までは尿もれがみられます。だんだんと軽減していき、ほとんどの場合、生活に支障がない程度にまで改善します。ただ、手術から1年以上経過して症状がある場合、改善することは難しいと言われています。
また、手術の影響のほか、高齢など他の要因が考えられる場合もあります。

運動したり、重い物を持ち上げたりしたとき、咳やくしゃみをした瞬間など、腹圧が急に高まる動作時に、尿漏れがおこることがありますが、だからといって、体を動かすことを控えると、体やこころを保って生活を送る上で逆効果になってしまいます。
多くの場合、対処をしながら、これまでと同じように散歩や軽い運動をすることができます。
対処法のひとつである軽い尿失禁用のパッドは、吸収量が少量から250mlの範囲で、大きさ、厚さが様々な製品がでています。活動性を妨げないよう、厚みも小さく改良され、尿のにおいをおさえる工夫がされています。
排泄に関することは、恥ずかしい、不快、情けないといった気持ちにも深く結びついているので、悩みを抱え込みがちです。一人で抱え込まず、担当医にご相談ください。


 

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