悩み

手術の痕やその周辺部の痛みや不快感が長期間続き、悩んでいる。
37 件の体験者の声があります。

助言

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【がんの手術が原因となる痛みや不快感】

がんを治療する目的で行った手術の結果として、痛みが生じることがあります。また、手術の形式や場所によっては、ひきつるような感じやしびれなどの不快感が現れることがあります。
こういった痛みや不快感がどの程度の強さで起きてくるか、どのくらいの期間続くか、ということについては、人によって違いがあります。多くの場合、がんの治療によって生じた痛みや不快感は、時間がたつにつれてやわらいできます。
患者さんも医療者も、治療によって生じる痛みや不快感については、“がんを治すためなのだから、仕方がない”と考えてしまいがちです。
しかし、痛みや不快感が強かったり、長く続いたりすると、体を動かしたり、人と話したりすることもつらくなり、日常生活のさまざまな場面で支障がでてきます。
あなたの痛みや不快感がどれほどつらいか、ということは、あなた自身が表現しない限り、ほかの誰にも正確に計ることはできません。
もし痛みや不快感が続くようであれば、遠慮しないで、あなたの方から医師や看護師に症状を積極的に伝えていくことが大切です。


 
【気になることは、とりあえず伝えてみることが大切】

長年、「がまんは美徳」という風潮があったことから、医療者につらさを訴えることを躊躇する患者さんもいます。
しかし、痛みや不快感のがまんはストレスや疲労の原因にもなります。
気になるようであれば、早めに担当医に伝えて、なんらかの対処法がないものか、たずねてみましょう。
ただ、手術後の痛みや不快感の中には、慢性的な経過をたどるものも多く、すぐに根本的に改善するのは難しい、ということもしばしばあります。
たとえそうであっても、医療者に話を伝え、自分のつらさを知っておいてもらう、ということだけでも、安心感があるはずです。
また、「痛みのために眠れない」、「食事が取れない」といった生活上の重大な支障については、ぜひとも医学的に対応してもらうべきです。


 
【自分で痛みを評価して人に伝える】

“伝えたい”と思っても、言葉ではなかなかうまく表現できないのが痛みです。
しかし、痛みの治療の第一歩は、あなた自身が、あなたにしかわからない痛みを評価して、医療者に伝えることです。
痛みについては、次のように整理しながら話すと、相手に伝わりやすくなります。気がついた時に、箇条書きのメモを作っておいて、診察に持参したり、担当医に手渡したりするのもよいでしょう。

○ 『どういうときに痛みが強くなるのか』
○ 『どのあたりが痛むのか』、『言葉で表現するとどういう痛みなのか』(きりきり、ずきんずきん、ずしーんなど)、『痛み止めを使っているとしたらその効果はどうなのか』
○ 『どのくらいの強さで痛むのか』(「全く痛くない」を「0」とし、「耐えられない程痛い」を「10」とした場合、数字でいくつと表現できるか)
○ 『日常生活で困っていることは何か』


 
【長く続く痛みや不快感への対処】

定期的な検査で体に特に異常がないにもかかわらず、痛みや不快感が長く続くようであれば、担当医に相談して専門の医師を紹介してもらうことを考えてもよいでしょう。
特に痛みについては、最近では、『ペインクリニック』、『疼痛外来』、『ペイン外来』などの名称で、専門窓口を設けている病院も増えています。また、痛みや不快感の種類や原因によっては、麻酔科や形成外科に相談することが、軽減につながることもあります。
それぞれの窓口で対応できる症状とそうでない症状があるので、受診する前に自分の状況を伝えて、対応してもらえるかどうか確認するようにしましょう。
長く続く痛みや不快感に対処するためには、毎日の生活の中で、やわらげるための自分なりの工夫をしてみることも役に立ちます。
そのためには、どんな時に痛みや不快感が楽になるのか、『体調の日記』をつけてみるのもよいでしょう。
痛みや不快感がやわらぐ状況は、時間帯、そのときしている活動、取っている姿勢など、人によっていろいろなきっかけがあります。
『体調の日記』をつけることで、“痛いところを温めたら楽になった”、“○○さんとしゃべっている時には、しびれを忘れていた”、“あの体操をした翌日には、むくみが軽くなった”など、自分自身の痛みや不快感がやわらぐきっかけに気づくことができます。
その中から、自分にとって一番よかった対処法を、日常生活に取り入れてみましょう。


 

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