「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

よく眠ることができず、睡眠薬を使わなければいけないこともある。
14 件の体験者の声があります。

助言

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【睡眠の変化】

高齢の方の場合、日中のエネルギー消費や運動量が少なくなるために、身体が必要とする睡眠の量が減ります。また、夜間のトイレの回数が増えて目が覚め、睡眠が浅くなります。年齢を重ねるにつれ、睡眠の量と質が変化するのは、自然なことだといえます。
睡眠時間についても、個人差があります。睡眠時間にこだわりすぎるとかえって睡眠が浅くなる場合が多いようです。


 
【よい睡眠をとるために】

「眠れない」というのは、なかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、早く目覚めてしまう、熟睡感がなく日中だるいなど、いろいろな型が考えられます。
よい睡眠をとるためのポイントをまとめました。
○規則正しい生活を送る(食事、運動など)
○起床後なるべく早く日光を浴びる
○静かで落ち着いた寝室に整える(音、光など)
○睡眠時間、就寝時間にこだわりすぎない
○睡眠を妨げるカフェイン、アルコール、ニコチンなどの摂取を控える
○自分にあったリラックス法をみつける

生活リズムにメリハリをつけることが大切です。外出の少ない生活や入院などにより、日中の活動量が不足していると、睡眠にも影響します。
また他に、身体の痛み、不安や緊張などがあると睡眠が妨げられます。原因や問題にあった対応をしていく必要があります。

睡眠薬は、医師の指示で正しく使えば安全です。「くせになる、だんだん効かなくなって量を増やさないといけない」というのは誤解です。担当医とよく相談してみましょう。


 

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