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唾液腺の周囲に放射線療法を受けると、唾液腺が損傷を受けて、唾液の量が減ってしまい、口の中が乾燥しやすい『ドライマウス』の状態になることがあります。唾液腺がどの程度障害を受けるかは、放射線があたる範囲や量によって異なります。放射線治療後の約1年で部分的に回復するという報告もありますが、回復が難しい場合もあります。
口の渇きに対しては、水分の補給が必要になります。最も簡単な方法は、水の入った水筒やペットボトルを持ち歩くことと言われています。
口腔内の保湿も影響している場合があるので、市販されている保湿ジェルや保湿スプレー、ノンアルコールタイプの洗口液などを試してみるのもよいかもしれません。人工唾液の効果、使用については、担当医にご相談ください。
また、唾液は、口の中をきれいにし感染や虫歯を防ぐ役割も持っています。ですから、唾液の出が悪いときには、水分を補給する以外に、口の中の清潔を保つために、うがいや歯磨きで口の中をきれいに保つように心がけることが大切です。
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