自分の助言集をつくる EPUB形式でダウンロード 印刷用表示
局所療法である放射線と、全身療法である抗がん剤を併用する治療が行われるようになってきました。それぞれの治療の効果が証明され、放射線、抗がん剤治療を組み合わせることによって、より効果をあげることを目指しています。
放射線、抗がん剤治療時の副作用対策が向上し、副作用症状が軽減されたことで、併用が可能になりましたが、併用する場合は、両方の治療の副作用対策をとり、できるだけ症状をやわらげるようにつとめます。
併用の治療は治療計画が複雑になったり、長期になったりする場合が多く、副作用症状が強くなることで、精神的な負担も大きくなりがちです。
からだがつらいときには気持ちもマイナス方向を向いてしまうので、からだのつらさをできるだけ取り除くこと、こころのつらさをためこまないことが大切です。
副作用について担当医はどう考えているのか、あなたが感じている副作用による苦痛を担当医は理解できているのか(あなた自身が担当医に理解してもらうために、ご自身のつらさを伝えたか)を確認すること、また、治療の効果や見通しなどについて医師から説明を受けることも、つらさや不安を和らげるひとつの方法です。
不安にとらわれた時やつらい時に、誰かに自分の気持ちを聞いてもらうというのは大切なことだと思います。気持ちを外にはき出すことで、少しこころが楽になります。
また、がんという病気はからだだけではなく、いろいろな不安や経済的な問題など、さまざまな側面からこれまで築いてきた生活を脅かす時もあると思います。そういう時は、1人より2人、2人より3人の方がよい知恵が浮かぶこともあり、支えにもなってくれます。
一人で抱え込まず、自分から自分にとって必要と思われるもの(人)に向かって、働きかけることも大切です。
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。