「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
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悩み
体力が低下し、回復しないため、どうしたらよいかわからず悩んでいる。
75 件の体験者の声があります。
- (患者本人、60代、男性、大腸、2003年版)病気の回復について不安がある。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)体力の減退。
- (患者本人、50代、男性、悪性リンパ腫、2003年版)放射線治療後の後遺症で唾液が出なく、食事するのが辛い。だから体力が戻らない。
- (患者本人、60代、女性、大腸、2003年版)これから先、検査に耐えていく体力がいつまで続くかが一番不安であった。
- (患者本人、50代、男性、胃、2003年版)体力の回復が自分が思っているより遅い。
- (患者本人、60代、女性、胃、2003年版)体力がなくなりやりたいことができない。
- (患者本人、80代、男性、胃、2003年版)気力はあるが体力がついてこないのが悩みの種。
- (患者本人、50代、男性、胃、2003年版)術後の回復程度のことが悩みである。
- (患者本人、60代、男性、大腸、2003年版)術後、身体が自分が考えている以上に弱っていると思った。医者より身体を使い運動をすること、薬に依存しないように忠告された。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)身体の力がなくなったこと。
- (患者本人、70代、男性、肺、2003年版)体力が日を追う毎に減退、歩けなくなり、おむつになった自分が情けない。病状は安定しているのに、どうしてと悩んだ。
- (患者本人、50代、男性、胃、2003年版)思った以上に手術により体力が衰えた。
- (患者本人、70代、男性、腎臓・副腎、2003年版)手術は成功し、転移もなかったので楽観視していた。しかし、筋力が衰え老化が進み体力の回復が遅いので、終始いらいらしている。
- (患者本人、60代、男性、肺、2003年版)体力が戻らないので困っている。
- (患者本人、60代、男性、肺、2003年版)体力がまだまだ回復していないので入院前の体力に早く回復できるようがんばっていきたい。
- (患者本人、60代、男性、肺、2003年版)現在体力が落ちたこと。
- (患者本人、50代、男性、大腸、2003年版)現在自宅静養中だが早期社会復帰を望んでいる。
- (患者本人、50代、男性、胆道・胆のう、2003年版)体力の回復がおもわしくない。
- (患者本人、40代、女性、子宮、2003年版)肝臓が悪くなったり、良くなったりするためなのか体力がなかなか戻らないこと。
- (患者本人、50代、男性、食道、2003年版)体力が以前の7割位しかない。体重が戻っていない。夫婦生活ができない。精神的にその気があっても体がそういう状態にならない。
- (患者本人、70代、女性、不明、2003年版)現在は元気になっているが高年齢でもあり、体力的に疲れやすく、十分ではない。
- (患者本人、60代、男性、胃、2003年版)体力がだいぶ落ちたこと。
- (患者本人、40代、女性、大腸、2003年版)これから自分はどのくらい元気になれるのか。この先どんな苦痛が待っているのか。
- (患者本人、50代、女性、胃、2003年版)いまだに胃の調子が悪い。体力が落ちた。
- (患者本人、70代、男性、肺、2003年版)体力の減少が悩みだ。
- (患者本人、50代、男性、悪性リンパ腫、2003年版)体力が減退ししびれも続いているため、いつ回復するのかという不安感がある。
- (患者本人、60代、女性、悪性リンパ腫、2003年版)体力が落ちよく横になりがち。
- (患者本人、50代、女性、大腸、2003年版)手術後の体調や回復の程度は一人一人違うと思うので、順調に回復するためにはどうすれば良いか。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)体力が回復しないこと。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)体力の激減。
- (患者本人、60代、女性、肺、2003年版)体力低下が悩みだ。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)術後の体力の低下、食事のことなど。
- (患者本人、50代、男性、食道、2003年版)体力の復帰が思わしくないこと。
- (患者本人、70代、男性、大腸、2003年版)体がだるい。趣味の囲碁への参加などにも体力的に辛く、意欲が失せていくことが恐い。
- (患者本人、70代、男性、前立腺、2003年版)術後2ヶ月体力の回復がいまいち、少し気がかかり。マイナス志向。
- (患者本人、70代、男性、胃、2003年版)退院してから2ヶ月あまりになるが、未だに元気な時のように身体が動かないのにいらいらすることがある。
- (患者本人、50代、男性、胃、2003年版)現在仕事は休んでいるが回復のテンポが思うように進まない。医師の助言もあったため、今後は職場復帰を考えに入れず治療に専念したいと思っている。
- (患者本人、60代、女性、子宮、2003年版)退院しても元の体のように元気になれず、リンパを取ったので足は腫れるし、下半身が重くて思うようには動かない。
- (患者本人、70代、男性、胃、2003年版)食欲がなく、体力もなくなってきた。
- (患者本人、70代、男性、咽頭・喉頭、2003年版)体力の低下が悩みである。
- (患者本人、70代、男性、食道、2003年版)体力はだんだん低下しているので、体力的に無理をしないことが大切だと考えている。くよくよ考えないように気をつけている。
- (患者本人、70代、女性、胃、2003年版)体力、気力が欲しい。
- (患者本人、70代、男性、胃、2003年版)体力低下。
- (患者本人、60代、不明、乳房、2003年版)体力の衰え。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)脳はなんとか活動してくれるが、身体の調子(体力)が回復してくれない。
- (患者本人、60代、男性、咽頭・喉頭、2003年版)退院後もしばしば休暇を取らなければならず、体力が思いのほか回復しなかったことなどが悩みである。
- (患者本人、50代、男性、食道、2003年版)55kgまで体重を戻し、食事の量も少しずつ増加しているが、絶対的に体力不足が不満である。
- (患者本人、40代、男性、大腸、2003年版)便秘、食物、体力等についての不安がある。
- (患者本人、70代、男性、胃、2003年版)日常的に体が衰えてきたと思っている。
- (患者本人、70代、男性、食道、2003年版)食欲はあるが体重が手術後1年間で1kgしか増えず、力が出ない。
- (患者本人、70代、男性、胃、2003年版)体力の低下と気力の衰えが悩みの種で、何とかもう少し元気を取り戻したい。
- (患者本人、70代、男性、肺、2003年版)手術後、悪い所と一緒に体力も気力も持ち去られがっくりときた。
- (患者本人、50代、女性、胃、2003年版)術後、思うように回復せず、2年間程はつらい毎日だった。寝たり起きたりの毎日だった。
- (患者本人、60代、男性、肺、2003年版)早く元の体に力が入って元気になりたい。
- (患者本人、70代、男性、胃、2003年版)1日も早く治療をして早く社会復帰したい。足、腰が弱いので早くトレーニングをして正常に戻りたい。
- (患者本人、60代、男性、胃、2003年版)気力、体力がまえに比べなくなった。
- (患者本人、60代、女性、胃、2003年版)体力の戻りが遅く、食事が進まないこと。ごはんが本当に砂を食べている状態だった。
- (患者本人、70代、男性、食道、2003年版)体力の回復が悪い。食事も健常者並になり、便の通じもよいが、体力にならない。
- (患者本人、30代、女性、胃、2003年版)体力がなく、自分自身のことも満足にできず、子どもの面倒も親にみてもらっている。こんな状態がいつまで続くのだろう。いつになったら子どもと普通に接することができるんだろう。
- (患者本人、80代、女性、不明、2003年版)体力の回復が遅々たるもの。医者を信じて信頼している。
- (患者本人、60代、女性、大腸、2003年版)術後、いろんな病気にかかり、疲れすぎといろんな痛みに悩まされている。家事、趣味、運動と頑張っているが、もとの体にはなかなか戻れない。健康食品も飲んだりしていますが効き目はない。
- (患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)体力が落ちてきていること。
- (患者本人、40代、男性、大腸、2003年版)再発後8年たつが、年のせいか、集中力、体力のなさを感じる。仕事にも前のような意欲がわいてこない。
- (患者本人、70代、女性、胆道・胆のう、2003年版)体力がまだ回復せず、天気にも左右され、気分が良い日と悪い日があり落ち着かない。早く元の生活がしたい。
- (患者本人、60代、男性、食道、2003年版)体力が低下した。
- (患者本人、50代、男性、腎臓・副腎、2003年版)体力が戻らず、膝下に熱感や冷感があったりすることに悩む。
- (患者本人、30代、女性、卵巣・卵管、2003年版)自分の体力が弱くなっていくことが不安である。
- (患者本人、不明、不明、乳房、2003年版)体力の衰え、手の疲れや腫れ、うつ状態になっている。
- (患者本人、60代、男性、胃、2003年版)術後の後遺症から食事が食べられないため体力をつけられない。
- (患者本人、50代、女性、子宮、2003年版)治療を終えて退院しても以前のような体力がなかなか戻らなかった。
- (患者本人、60代、男性、胃、2003年版)体重が10キロ落ち、体力・免疫力が低下した。
- (患者本人、50代、女性、大腸、2003年版)体力の低下。3度の手術のため少し無理をすると2、3日しんどくなること。
- (患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)一応、治療は終了し経過観察になって、ほっとした反面、体力の低下を実感し、体型も変わってしまった。
- (患者本人、不明、不明、胃、2003年版)解離性大動脈瘤も治療中なので、副作用等に苦しんだ。また体重が24kg落ちたことで体力、気力が失せて少しつらいものがある。調子が悪くなるとどっちの病かと心みだれる。
- (患者本人、40代、女性、白血病、2003年版)体力が普通の人よりないこと。
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【退院後の体力】
退院後に体力不足を感じられる方は大勢いらっしゃいます。入院中は治療中心の生活で、活動量が限られ、筋力や身体の調節の働きが低下しています。また、治療などによって、体力の予備力も少なくなっています。
退院後は体の状態をみながら、活動量を調整し、体力を回復させましょう。退院してすぐの強い活動は避けることが多いと思いますが、どの程度の活動なら大丈夫なのか、どのくらいで回復するのかが分からないために不安もあります。家事を負担の少ない方法に変更したり、動いた後に休憩を取り入れたり、生活の仕方を工夫することで、自分にあった生活が送れると思います。
【新しい生活リズム】
基礎体力という意味では、高齢になればなるほど治療を受けることでの体力低下を感じることが多いかもしれません。また、がんという病気だけではなく、人は様々な理由で生活習慣を変えざるを得なくなることもあり、以前と違う自分のからだを感じることがあると思います。特に、高齢になると今までできていたことがつらくなることがあります。
けれども、大切なのは、そこで気持ちを切り替え、新たな楽しみや生活習慣を身につけていくことだと思います。“今までできていたことができなくなった”と思うよりも、“今まで気づかなかったこういうことができた”という喜びなど、プラス思考の出来事や思いを大切にし、かみしめていくことが、からだとこころの底力になるのではないかと思います。
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