自分の助言集をつくる
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抗がん剤治療を受けることについては、あなた自身、担当医とよく相談した上で決めたことと思います。ただ、新しく利用する薬局で「抗がん剤」という言葉を思いがけず言われたことで、気持ちが動揺してしまったのかもしれません。言い方や周りの人への配慮についても、気になることがあったのかもしれません。
調剤薬局では、薬を出す時に、それぞれの薬について説明するのが一般的になっています。今後も同じ薬局を利用するということであれば、薬剤師に「『抗がん剤』という言葉を説明の時に使わないでください」という風に、あなたの希望を伝えておくという方法もあると思います。また、一般的には、調剤薬局では処方箋があれば代理人が薬を受け取ることもできますので、家族に代わりに取りにいってもらう、という方法もあるでしょう。
その一方で、あなたは抗がん剤治療を受けている今の状況について、ご自身で納得しきれていない部分があるのかもしれません。もしそうであれば、次に担当医と話す機会に、抗がん剤治療が今の自分になぜ必要なのか、もう一度確認してみてもよいと思います。
また、『抗がん剤治療について、受けた方がいいと頭では分かっていても、気持ちの面で納得しきれない』という状態であれば、おかかりの病院の相談室の相談員と話をしてみてもよいと思います。話すことで、考えや思いが整理されますし、話すこと自体がこころの中のつらい部分のガス抜きになることもあります。
おかかりの病院に相談員がいない場合は、地域のがん診療連携拠点病院の相談支援センターに電話等で相談してみてもよいでしょう。
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