自分の助言集をつくる EPUB形式でダウンロード 印刷用表示
担当医がかわると、患者さんはどうしても以前の医師と比較してしまうと思います。前の医師と強い信頼関係で結ばれていれば、不安を覚えることもあります。
現実として、担当医が転勤してしまう事実は変えようがないとしたら、気持ちを切り替え、これから先、新しい担当医と信頼関係を築き、何でも相談できる関係になるために、行動してみましょう。
新たな医師との出会いが、強い信頼関係をもてる人間(担当医)との出会いになるという可能性もあります。
最初は、患者さんも緊張してしまい、診察時の医師の一挙一動に敏感に反応してしまうかもしれませんが、担当医も、引き継いだ患者さんを一生懸命みていくつもりのはずです。今までの担当医ともはじめから、今のような関係にはなかったと思います。そのときのことを思い出しながら、良い関係を築いていってください。
あなたのサポーターは医師1人ではありません。担当医がかわっても、看護師や他の医療スタッフなど、あなたのこと、あなたの病気や治療のことをよく知っている人もたくさんいると思います。新しい担当医との関係に最初の1歩が踏み出せないようでしたら、こういったあなたのサポーターに相談してみましょう。
悩みの種類によっては、直接かかわっている担当医とか、外来通院中であれば、外来の看護師のほうがよいかもしれませんが、気持ちが落ち着かないときなどは、相談窓口を利用することもできます。かかっている医療機関にも、相談窓口があるかもしれませんので、1度聞いてみられるとよいでしょう。また、各都道府県のがん診療連携拠点病院(厚生労働省が指定)の『相談支援センター』にも、相談窓口があります。
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。