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担当医への質問の仕方は、自分のわからない内容、知りたい内容によって何通りもあります。
例えば「大丈夫という答えではよくわからないのだけれども、検査値は悪くなっていないでしょうか」と医師に質問して検査値を教えてもらったとします。けれども、その値の正常範囲や前回の値を知らなければ、問題はないのか、変化はないのかわかりません。もし、値が高い、あるいは低いなら、それはからだのどういうことを示しているのかを知る必要があります。
自分は何を知りたくて、どこがわからないのかということを具体的に考えながら、質問を工夫してみましょう。
1. 『不安や不信』につながっている原因を自分のなかで整理してみましょう
まず、あなたが今不安に感じていること、疑問に思っていることをノートなどに書き出します。最初は、長い文章で自由に書いてみて構いませんが、書き終わったら読み直し、最終的にかじょう書きにしてみます。
たとえば「○○の検査結果が知りたい」、「○○という症状がどうして起こっているのか知りたい」、「○○をどう対処したらよいか知りたい」などです。ただ「いろいろ聞きたいことがある」、「忙しそうで話しかけられない」というのではなく、具体的に整理することが大切です。
2. 外来の場合は、特に予習・復習をしてみましょう
短い外来時間を有効に使うためにも、予習・復習をしてみましょう。
予習は、次の外来で実施予定の検査、あるいは結果の出ている検査、今ある症状や困っていること、担当医や看護師に聞きたいことを書き出し、整理してみることです。これは、できるだけ1行以内の箇条書きにして、間に空欄を入れておきます。この空欄は診察時や復習のときに使います。
復習は、診察室での診療のなかで、大切なことを自分なりに書き出して、まとめてみることです。その場では、すぐ聞けなかった疑問などがあったら、次の外来時に確認できるように、予習のところに、箇条書きで加えておきましょう。
3. 疑問、不明なことをそのままにしておかない
疑問や不明なことをそのままにしておいてはいけません。そのままにしておくと、少しずつコミュニケーションのずれが積み重なり、不信感につながります。
医師は説明したつもり、患者さんはわかったつもりでは、信頼関係を築くのは難しいでしょう。
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