「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

抗がん剤治療中、副作用について悩んでいたが、病棟内が暗い雰囲気であることに一層落ち込んだ。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【環境と、病状や回復への意欲】

環境の良し悪しが、気持ちや体にも影響を及ぼすことは、私たちの日常の生活で経験するところです。ですから、病院内の環境は、病状や回復への意欲に影響があると言えるでしょう。
環境には、光(照明)、色、音、温度・湿度などが関係すると考えられますが、「暗い雰囲気」ということは、特に、光(照明)、色が関係しているのかもしれません。光(照明)については、例えば処置時と睡眠時では必要な照度が異なり、大部屋の場合はそれぞれの患者さんの病状と環境全体を考え、調整する必要があります。窓側の患者さんがベッド周囲のカーテンを閉めることで廊下側が暗くなり、また、患者さん同士が話しかけにくいために、一層暗い雰囲気を感じてしまう場合があります。
色については、病棟内の壁や床、カーテンなどを新しくする際、色の効果を考慮に入れて、選択されるようになってきています。色の効果は、患者さん自身の寝衣や身の回りの持ち物に好みの色を取り入れて、やすらぎを得たりすることに利用できるでしょう。


 

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