自分の助言集をつくる
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環境の良し悪しが、気持ちや体にも影響を及ぼすことは、私たちの日常の生活で経験するところです。ですから、病院内の環境は、病状や回復への意欲に影響があると言えるでしょう。
環境には、光(照明)、色、音、温度・湿度などが関係すると考えられますが、「暗い雰囲気」ということは、特に、光(照明)、色が関係しているのかもしれません。光(照明)については、例えば処置時と睡眠時では必要な照度が異なり、大部屋の場合はそれぞれの患者さんの病状と環境全体を考え、調整する必要があります。窓側の患者さんがベッド周囲のカーテンを閉めることで廊下側が暗くなり、また、患者さん同士が話しかけにくいために、一層暗い雰囲気を感じてしまう場合があります。
色については、病棟内の壁や床、カーテンなどを新しくする際、色の効果を考慮に入れて、選択されるようになってきています。色の効果は、患者さん自身の寝衣や身の回りの持ち物に好みの色を取り入れて、やすらぎを得たりすることに利用できるでしょう。
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