自分の助言集をつくる
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大部屋には、病気が違ったり、いろいろな治療の段階の患者さんがいらっしゃいます。
プライバシーを確保したいときには、カーテンでベッドを仕切ることができます。しかし1日中閉めたままでは、廊下側のベッドに光が入らないという不都合もあります。共同生活なので、テレビの音はイヤホンで聞いたり、お見舞いに来られた方とは談話室で話すなどの配慮が必要になります。また病室で、医師から検査結果や病気の説明を聞きたくない場合は、そのことを伝え、希望に沿うように調整してもらいましょう。
大部屋・個室どちらにも長所と短所があり、大部屋の患者さんから「同室の患者さんにこれから受ける治療の体験談を聞いて、励まされた、アドバイスが役立った」といった声を多く聞きます。
1日の過ごし方や性格も1人ひとり違い、読書をしたい人、みんなでおしゃべりを楽しみたい人などさまざまです。病室以外で過ごす時間をもつのもよいかもしれません。病室を不在にするときは、声をかけるかメモを残しておきましょう。大部屋では、同室の方への配慮はもちろん必要ですが、自分なりの日々の過ごし方も大切にし、入院生活をできるだけ快適に送りましょう。
悪気はなくても、話のきっかけのように、病名や治療、家族のことまでいろいろと聞いてくる人もいるようです。けれども、これらは個人のプライバシーに関することがらなので、自分が答えたくなければ答える必要はありません。「病気のことは、先生にまかせているので。」とはっきり断ってかまいません。
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