自分の助言集をつくる
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患者さんから「入院中、同じ病気の患者さんに、これからの治療の話を聞いたり、アドバイスをもらって、少し安心した」という声を聞きます。一方、外来では、診察時間が限られており、医師や看護師に気になっていることなどを十分に話ができないことがほとんどだと思います。
しかし、悩みは自分で抱え込まず、気になることを医師や看護師に質問してみましょう。患者さんの発言が診断時の情報やきっかけになることもあります。
長い待ち時間のあいだ、患者さん同士のコミュニケーションがとれればよいですが、さまざまな病気、治療の段階の患者さんがおり、人の往来があり落ち着かない場所で、どの人なら快く応対してくれるのか、なかなか難しい状況です。
ご自分の病気の状態や行っている治療の方法・副作用・合併症などをよく理解することが、安心につながることも多いと思います。
けれども、直接患者さんをみている担当医や看護師だからこそ、いえないこともあると思います。その場合、相談窓口に話してみることも1つの方法です。
患者会や患者支援団体のなかには、電話相談を行っているところもあります。
悩み事を医療者に相談してみることも大切ですが、『患者さん同士だからこそわかる悩みや気持ち』というものも確かにあります。また、直接、患者さんをみている担当医や看護師だからこそ、いえないこともあると思います。
患者会に参加してみる以外にも、インターネットでは、患者会や患者支援団体がホームページを開設し、そのなかで『掲示板』などでやりとりしたり、『メーリングリスト』で情報交換している場合もあります。また、それぞれの患者さんが個人で開設しているホームページもあります。ご自分の闘病日記のようなものをのせている方も増えています。直接のやりとりではないのですが、同じような病気の患者さんの闘病記も、患者さんの体験や思いがつづられたものなので、読んでみてもよいかもしれません。
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