自分の助言集をつくる
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精神的な負担感は、人によってさまざまです。がんの患者さんは、病気の時期や程度にかかわらず、死への不安や恐怖を感じたり、孤独感を感じたり、また精神的に不安定になったりすることがあります。
けれども、さまざまな精神的なつらさを患者さんが抱いたとき、一緒にそのつらさを分かち合い、またつらさをやわらげる方法を一緒に考える人々が必ず周囲にいます。患者さんは一人ではありません。つらいことがあれば、医師や看護師、医療スタッフ、ご家族や友人などにそのつらさを伝えてください。
介護に関しても、医療機関の緩和ケア病棟に入院する、あるいは緩和医療科と在宅医療スタッフと連携をとりながら在宅療養する、在宅ホスピスを利用するなどさまざまなことが可能になってきています。年齢や基準を満たせば、介護保険も利用できます。在宅介護などに関して不安があれば、かかっている病院の相談室、ソーシャルワーカーなどに相談してみましょう。最近では、生活支援サービスもさまざまなところが提供しています。
終末期であっても、その他の時期であっても、その方の状況に応じてサポートを行っていきますので、困ったことがあれば、医療者や医療機関の相談窓口にご相談ください。
たとえば、できるだけ在宅で過ごす場合には、生活環境や介護する方の負担状況などを検討した上で、その方に合った対応方法を検討していきます。
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なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。