「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
「がん相談支援センター」をご利用ください。
悩み
定期検査をいつまで続けたら良いのかと不安になる。
8 件の体験者の声があります。
- (患者本人、60代、女性、卵巣・卵管、2003年版)7年経ったのに血液検査をすべきか。
- (患者本人、60代、女性、乳房、2003年版)10年無事経過しましたが、10年間欠かさず受けた定期検診を更に続けるか否かについて。
- (患者本人、60代、女性、卵巣・卵管、2003年版)7年過ぎた現在でも毎月マーカーの検査は必要なのか。ホルモン剤は飲み続けてもよいのか。
- (患者本人、60代、女性、肺、2003年版)再発、転移の心配。定期的な検査はいつ頃までか。これからの生き方。
- (患者本人、40代、女性、乳房、2003年版)再発、転移にはいつも脅えている。検査もどのくらいの間をおいてどこまでやればいいのかが悩みの1つです。
- (患者本人、60代、男性、大腸、2003年版)検診を受けるのに手術後何年位の期間で受ければよいか。
- (患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)術後9年が過ぎ、何もなかったが今後の検診はどの程度に受ければよいか。
- (患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)現在病院では専任の看護師が一人一人につくと聞いているが、11年前は医師、看護師から細かな説明がなされず、手術方法、術後の生活、再発、転移が不安だった。今でも検査後の結果待ちにストレスがかかる。11年経過ごしているので、検査通院をやめてもいいかとも思うがそれもまた不安。
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【がんが治ったと考えてよい期間】
一般に、治療開始後5年間、再発・転移がなければ、「がんが治った」と考えてよいとされています。5年以上経って再発・転移する人は、わずかだからです。
がんの種類によっては、5年ではなく、もう少し長い期間みていく必要があると言われているものもあります。
受診間隔を決める明確な根拠は乏しく、患者さん1人ひとりの治療の内容、病気の進行状態などを考慮して、担当医が判断します。実際に、同じ治療を受けた患者さんの定期受診の間隔をみても、かなり幅があります。
定期受診は、治療後の副作用や後遺症などをフォローしていく目的と、再発や転移がないかをみていく目的があります。
定期受診や検査に関して疑問がある場合は、担当医にご相談ください。
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