「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
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悩み

たびたびの気管支鏡検査がとてもつらく、手術することにした。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【気管支鏡検査】

気管支鏡検査は、肺の診断をするうえで重要な検査になります。レントゲンやCTの画像検査の結果が疑わしければ、この検査を行います。細胞をとって、顕微鏡で検査することで、より詳しい結果が得られます。

気管のなかに内視鏡を挿入する検査と聞くと、のどを通るときに「オエッ」としたり、むせて咳がでたりして、苦しいのではと心配に思われるでしょう。これらの反射をできるだけ抑えるために、のどと気管に、霧吹きのようにして麻酔をします。最近では、少し眠くなるような点滴をしてから検査をすることも多くなりました。
意識がある状態で検査をしたとき、口には気管支鏡が入っているので、声が出せません。苦しいとき、咳がでそうなときは、手で合図をしてください。できるだけ楽に、安全に、早く検査が終了するよう援助します。緊張していると反射が高まるので、リラックスすることを心がけて検査を受けてください。


 
【検査の苦痛や不安があるとき】

検査そのものの苦痛や、検査結果についての不安があるときは、医療スタッフに伝えてください。
患者さんの苦痛が最小限になるよう、対処していきます。また、検査の必要性について、医師から十分な説明を受けることで、検査に対するこころの準備もかわってくると思います。検査結果は、追加検査や治療へと反映されるので、今後の方針についても確認するとよいでしょう。


 

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