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3つの病院にかかっているというのは、それぞれ異なる病気でかかっているということでしょうか。あるいは、手術をした病院とかかりつけ医との医療連携のなかで、普段はかかりつけ医にフォローしてもらっていて、定期的に手術した病院でみてもらっているのでしょうか。これらの場合、現在がんの治療を受けている病院、あるいはがんの治療終了後定期通院を行っている病院の担当医が、あなたのがんの状況、治療経過など一番理解していると思います。
また、がんの治療にかかわってくれている医師が複数いて、それぞれの意見が異なるのであれば、率直に「○○という意見と○○という意見があって、先生方の意見が異なり、戸惑っています。どう考えればよいでしょうか」と率直に聞いてみてはいかがでしょうか。
治療を最終的に決めるのは自分自身です。セカンドオピニオンなどで他の医師の意見を聞いているうちに、異なる意見の中で迷いが深くなるということもあるかもしれませんが、自分で決めるためにも、説明を受けたことを十分理解できているか整理してみましょう。
また、治療を決める際、参考になるものの一つに各学会が出している診療ガイドラインがあります。一部のがんに関しては、患者さん向けに書かれたガイドラインもありますので、ガイドラインに沿って検討することもできます。
乳がん患者さん用には、『患者さんのための乳がん診療ガイドライン 日本乳癌学会編集』という患者さん向けの解説が出版されています。
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:それぞれのがんの解説 https://ganjoho.jp/public/cancer/index.html がんの部位別に、基礎知識、検査、治療、療養に関する情報があります。 (2)Minds(マインズ)ガイドラインライブラリ:診療ガイドライン https://minds.jcqhc.or.jp/ 公益財団法人 日本医療機能評価機構が運営する医療情報サービスで、さまざまな診療ガイドラインが掲載されています(がんだけではなく、さまざまな疾患のガイドラインが掲載されています)。医療提供者向けの診療ガイドラインと、一般の方向けのガイドラインの解説があります。 |
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