悩み

手術をしないで治る方法はないものかと思った。
10 件の体験者の声があります。

助言

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【手術に対しての抵抗感の原因を考える】

手術をためらう理由は何でしょうか。原因を考え、原因に沿って確認したり、説明を受けたりしていきましょう。

◎ 過去に自分自身、あるいは家族や知人が手術の際に何かつらい経験をしたり、トラブルがあった
確かに、他の治療方法と同様、手術にも危険性はありますし、合併症が起こることもあります。術後の痛みもあります。ただ、過去に何か手術に対し抵抗感を生むような出来事があったとしても、治療自体も進歩していますし、手術もできるだけQOL(生活の質)が維持できるように、機能保存、縮小手術の方法が開発されてきていますので、過去と現在では差があります。痛みに関しては、手術後の痛みを軽減していくための対応策がとられます。また、他の方の体験がそのままあなたに必ず起こるわけではありません。

◎ 心臓疾患、肺疾患、腰痛などの持病があり、手術時の影響や安静にしているときのつらさが心配
手術前には、がんに関する検査だけではなく、全身の状態もチェックされます。これは、手術を行っても問題ない全身状態であるか、また他疾患がある場合にはきちんとコントロールできているかなどです。注意が必要な点があれば、そのことを念頭に入れて手術中・手術後も注意深くチェックし、何かあれば早めに対応できるようにしていくはずです。腰痛に関しても、あらかじめ伝えておくことで、できるだけ腰痛をやわらげるための対応をしてくれるでしょう。

手術やその他の治療でも、何らかの不安や抵抗感は誰でも起こります。けれども、あなたの大切なからだにかかわることです。がんは診断を受けた時点では、症状が全くないか、ほとんどないということが多く、いきなり告げられた病名が信じがたく実感を伴いにくいこともあります。ただ、それは同時に早くにがんが発見できたことで、早期に治療を実施できる大切な機会でもあるのです。


 
【現在の自分の状況を理解する】

手術を受ける前は、どういうものかイメージがつかないため、いろいろと悪い方へ考えてしまいがちです。
ここで、自分の頭の中を再整理してみてください。あなたは、担当医から病気や手術についてどのような説明を受けましたか。一緒に説明を受けたご家族が近くにいらっしゃれば、担当医の説明内容をお互いに確かめ合ってみるとよいでしょう。また、説明の際に書いてもらったメモや資料があれば、それを見ながら確かめ合うのもよいでしょう。
手術とはどういうものなのか、合併症などの可能性はどうなのか、術後はどういう経過となるのか、など1つ1つ整理してみましょう。
そして、よくわからないことがあれば、外来時に担当医に確認してみましょう。その際は、できるだけご家族にも同席してもらいましょう。聞き逃すことも減りますし、本人、ご家族が病気や治療方針について、共通した認識を持つことは大切です。
たとえば、以下のようなことです。

1. 病期との関連で、なぜその治療(手術という治療方法、手術の術式等)がよいのか
2. 他の治療法が選択されない理由(抗がん剤治療、放射線治療、あるいは他の術式等)
3. 危険性(起こる可能性のある合併症、術後機能障害等)はどういうものがあるのか
4. 3に対し、どういう対処法があるのか

などです。治療についてよく理解することで、治療についての不安が軽くなることもあります。


 
【セカンドオピニオンはどういうものか】

セカンドオピニオンというのは、直訳すると『第2の意見』で、『診断や治療方針について、現在の自分の担当医以外の医師の意見を聞き参考にすること』をいいます。

これは、
◎ 担当医に診察や治療方針の説明を受けたが、どうしたらいいか悩んでいる
◎ いくつかの治療法を提示されたが、迷っている
◎ 他の治療法がないか知りたい
などの場合に、ご自身が納得して治療を選択し受けるために、他の医師の意見も聞いてみるという方法です。

セカンドオピニオンを受けようか迷っている時は、まず担当医の治療の説明を十分理解できているか、なぜセカンドオピニオンを受けようと思ったのか、もう一度自分自身に問いかけてみましょう。少なくとも、現段階では、あなたの病気の状況を一番よく知っているのは、現在の担当医なので、わからないことがあれば、まず担当医に確認しましょう。もしかしたら、理解できていない点や疑問な点を担当医に確認することで、 セカンドオピニオンを受けなくても、あなたの迷いや問題は解決するかもしれません。
現在、セカンドオピニオンを実施している病院は増えてきていますが、まだ数も限られています。また、多くの医療機関では、セカンドオピニオンは予約をとって実施していますので、場合によっては、2~3週間待たなければいけない場合もあります。このことをあらかじめ承知しておきましょう。


 

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