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副作用が強いために、治療を中断し、からだの回復をまつ場合があります。治療は、患者さんのからだの状況を確認しながら、慎重に行われます。
どのような副作用が起こりやすいのか、その対処法や注意点について、担当医から説明を受けておくことが大切です。副作用に対する心構えができていれば、適切な対処をとり、副作用を乗りこえやすくなります。
抗がん剤の治療中は、血液中の白血球などの数を定期的に検査します。
白血球が減少すると、からだの抵抗力が弱くなり、感染を起こしやすくなります。白血球数は、抗がん剤を投与して1~2週間後くらいに最低になります。感染症が疑われる症状としては、38℃以上の発熱、せき、のどの痛み、腹痛・下痢などです。
抗がん剤の治療中は、手洗い・うがいをする、人混みを避ける、マスクをするなどの感染症対策を行いましょう。
白血球数がかなり減少した場合には、薬の投与量を減らしたり、一時中断し、骨髄機能の回復をまって治療を続けます。高度の白血球(好中球)減少に対して、回復を早める薬を使うことで、副作用を軽くすることができるようになってきました。
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