自分の助言集をつくる
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診断の初期、医師が今後のことをお話するとき、限られた情報のなかで、最悪の見通しと最良の見通しを告げることがあります。この際、患者さんやご家族には最悪のものだけが記憶に残ってしまうことがあります。
担当医にどういう治療が標準治療として行われているのか、自分の場合はどの治療が適応となるのか、きちんと確認してみましょう。
予後に関しては、あくまで「可能性」であるということ、予後は平均的なものであるということも理解しておきましょう。
一番大切なことは「自分はどうしたらいいのだろう」ということです。ベストを決めるのは自分自身です。
ただし、同時に覚えておいていただきたいのは、あなたは一人ではないということです。あなた自身に何が一番良いかを決めていただくために、周囲のさまざまな立場の方が少しずつ支えてくれます。ご家族や友人、同じ病気の仲間、医師や看護師などの医療スタッフ、職場の同僚、そういう人達があなたの必要とする時に手助けしてくれるはずです。
不安や動揺、迷いから、自分自身で決めることができない時、あなたがこころを開いて話せる人に、ご自分のいろいろな気持ちを含めて話してみましょう。話をしていく中で、少しずつ自分の気持ちの整理ができることもあります。
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