自分の助言集をつくる
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『人間性に欠ける扱いを受けた』とお感じになったのは、とてもつらい体験だったこととお察しします。
既に他の病院に移られたということですが、転院には、情報の引き継ぎや、新しい担当医との信頼関係の築きなおしなど、たいへんなこともあったのではないでしょうか。
一時的な衝突やすれちがいで、それまで作ってきた担当医との信頼関係を崩してしまったり、あなたに最適な治療ができるかもしれない病院の利用を諦めたりするというのは、とても残念なことです。
何か気になることがあった時には、転院を考える前に、まずは自分が感じたことを、担当医や病院側に伝えることが大切です。
感情的になると、本当に伝えたいことが伝わらないこともあります。できるだけ冷静に、あなたの感じた問題点を伝えるようにしましょう。
限られた時間の中で、できるだけ多くの患者さんを診ることを目指す医療現場では、患者さんの目からすると、配慮が欠けていると映るような出来事も時にはあるかもしれません。
そういった事柄については、患者と医療者が話し合いながら、一緒に解決方法を探していくことが大切です。
場合によっては、すぐさま対策を講じることが難しいこともあるかもしれませんが、少なくとも、担当医や病院側ときちんと話をすることができれば、すれちがいを解消したり、歩み寄りの余地を見つけたりすることができるはずです。
もし、“担当医に直接伝えるのは気おくれする”ということであれば、その病院の『相談支援センター』や『医療相談室』で話をしてみることをお勧めします。
相談員は、あなたの意見にきちんと耳を傾け、必要があれば助言をくれたり、何らかの調整を働きかけてくれたりするはずです。
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