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入院期間の短縮により、術後1~2週間で退院することが多くなってきています。
手術創の抜糸は通常、術後7~14日目ぐらいですので、抜糸する前に退院して、外来で抜糸する例も増えています。抜糸がすめば、浴槽につかることが可能になります。また、抜糸不要の糸で縫合している場合も、創がふさがる時期の目安は同じ頃になります。
もし、創の部分が赤く腫れたり、熱感があったりする場合は、病院に連絡してください。
入院生活ではベッド周りの生活に限られますが、一般に、発熱やその他の症状がなければ、自宅での日常生活にあまり制限はないと考えてよいでしょう。逆に、自宅でも入院生活同様の生活を続けることは、体力の回復を促すうえでよいこととは言えません。
また、退院後数日から1週間ぐらいで、近所の散歩など短い時間の外出ができる場合が多いようです。
ここに挙げたのはあくまで一般的な目安であり、受けた手術の内容とその経過、個人の体力によって、個別に判断される内容になります。
例えば乳がんの手術では、手術をしたほうの腕で、重い荷物を持つことは避けるように言われます。またしばらくの間は、手術をしたほうの腕を伸ばす動作が行いにくいと感じることがありますが、しだいにやわらいできます。
生活での注意点については、担当医や看護師から話がありますが、心配なこと、気になっていることについては、退院前に自分から質問するようにしましょう。
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