「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

手術後、まだ傷のくっつかない状態での退院で、毎日が不安でいっぱいだった。
1 件の体験者の声があります。

助言

自分の助言集をつくる EPUB形式でダウンロード  印刷用表示

【手術の創について】

入院期間の短縮により、術後1~2週間で退院することが多くなってきています。
手術創の抜糸は通常、術後7~14日目ぐらいですので、抜糸する前に退院して、外来で抜糸する例も増えています。抜糸がすめば、浴槽につかることが可能になります。また、抜糸不要の糸で縫合している場合も、創がふさがる時期の目安は同じ頃になります。
もし、創の部分が赤く腫れたり、熱感があったりする場合は、病院に連絡してください。


 
【日常生活について】

入院生活ではベッド周りの生活に限られますが、一般に、発熱やその他の症状がなければ、自宅での日常生活にあまり制限はないと考えてよいでしょう。逆に、自宅でも入院生活同様の生活を続けることは、体力の回復を促すうえでよいこととは言えません。
また、退院後数日から1週間ぐらいで、近所の散歩など短い時間の外出ができる場合が多いようです。
ここに挙げたのはあくまで一般的な目安であり、受けた手術の内容とその経過、個人の体力によって、個別に判断される内容になります。
例えば乳がんの手術では、手術をしたほうの腕で、重い荷物を持つことは避けるように言われます。またしばらくの間は、手術をしたほうの腕を伸ばす動作が行いにくいと感じることがありますが、しだいにやわらいできます。
生活での注意点については、担当医や看護師から話がありますが、心配なこと、気になっていることについては、退院前に自分から質問するようにしましょう。


 

ご意見・ご感想

よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。

なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。

【がん相談支援センター】
お困りごとやご相談がある方は、
●静岡県内の方は、
静岡がんセンター「よろず相談
もしくは、静岡県内のお近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター
●静岡県外の方は、
お近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター
にご相談ください。

【このコンテンツの評価】
※このコンテンツは役立ちましたか?
役立った 少し役立った どちらでもない あまり役立たない 役立たない
※あなたは  患者  家族  医療関係者  行政関係者  その他

【このコンテンツへのご意見・ご感想】
注)自由記述欄への個人情報のご記入はご遠慮ください。


がん体験者の悩みQ&A

がん体験者の悩みQ&A